ソドムの市 | 死因:恥のかきすぎ

死因:恥のかきすぎ

鍵盤講釈屋・闇色鍵盤が、数週間前のことを思い出しながら記す思い出し日記。時折り映画の感想も。

2005/02/07

「ホラーを超越したなんたらかんたら!」と宣伝文句に釣られてどんな新ジャンルだろう?と期待したところ、チープなホラーコメディした。

 

300年前に領主ソドムに無実の罪で殺されたテレーズとキャサリン。 この二人の呪いで、ソドムは殺人鬼になる。そして300年後、 再び悪鬼として目覚めたソドムはマッドドクターとともに世界征服を目論む。 それに立ち向かうのは転生した女刑事テレーズこと小嶺麗奈。 無差別乱射で一般市民を血祭りだ!ソドムより凶悪だ!

 

このソドムが悪の親玉のくせに妙にかわいらしかったりして。 フリーターにカツ丼おごって部下にしたり、 その部下達にタメ口きかれたり、 「死ぬかと思った~」とかほざいたり。
対する小嶺麗奈、正義のためなら部下や一般市民やモラルもないがしろ。 そのイキっぷり見事。 あえてどこがホラーというなら、小嶺麗奈の迫力です。

 

何が一番恐ろしいって、小嶺麗奈がソドムのスパイを捕まえて、キンタマをつぶす拷問シーン。「右がいい?左がいい?」って、うわ~・・・

 

ソドムの部下の帽子の女の子がツボだなぁ。「真剣な悪ふざけ」が楽しめる人は是非。

同名のマルキド・サド伯爵の「ソドムの市」とは関係ないようです。