イタリア・ワイン探訪(その21)フリウリ=ヴェネチア・ジュリア州「シャルドネ・モノヴィティーニョ2022・アジィエンダ・アグリコーラ・ディ・レナルド」(ヴェネチア・ジュリアIGT)

 

 ディ・レナルドはフリウリの大好きな生産者。これまで結構紹介していますが、ほんとにコスパ良しの美味しいワインばっかり造っています。

 探策編第14回の「ジャスト・ミー」は最も美味しいメルロー。

 探策編第62回の「ファーザーズ・アイ」は素晴らしいシャルドネ。

 探訪編第3回の「ゴシップ」はピノ・グリージョのオレンジワイン。

 さすがに今回はエントリーモデル、1600円程度のお安いシャルドネだが、お味はどうでしょうか?

 その前に、エントリーモデルの本ワインなんと2015Vtgが『ガンベロロッソ』最高賞トレビッキエリを受賞しており、さらに本2022Vtgヴィンテージは『ルカマローニ』96点です。

 よく登場する『ガンベロロッソ』のトレビッキエリを獲るワインは、スーパータスカンとか、ワイナリーの最上キュヴェ、リゼルヴァ・クラスが多いのですが、2015Vtgの本「シャルドネ・モノヴィティーニョ」がイタリア最高峰のトレビッキエリを獲得したニュースは瞬く間に世界中に配信されたそうです。

 収穫後はソフトプレス後、ステンレスタンクで主醗酵後、一部をステンレスタンクでマロラクティック醗酵、さらにステンレスタンクで熟成後リリースされます。

 ということは私の大好きな樽感はありませんが、ブドウ本来のアロマ、テイストがまっすぐに出てきていますね。

色彩は麦わらシャルドネ色。香りも申し分なく、少し温度をあげて飲んだ方が果実感が出ますね。意外と酸が効いておりミネラルも心地よいです。

 

さて、久しぶりに和食が食べたい、ということで、いつもの中崎町和彩厨房「KATURA」さんへ。

やっぱり暑いのでビールでお付きだし。

 

ここにくると定番の「玉手箱」、いろいろな具材が入った前菜盛りって感じです。特に鮑が絶品!

当然日本酒。「花火」ラベルの宮城「黄金澤 玉響(たまゆら)」山廃純米原酒、ほのかな薄にごりです。

 

続いては奈良県御所と言えば櫛羅の滝を擁する葛城山、千代酒造「櫛羅」純米無濾過生原酒。

 

お待ちかねのお刺身10種盛り合わせ。

富山「帆波 ウォーターメロンウェーブ」純米大吟醸夏酒。すいかのテイスト。

 

最後は、太刀魚の塩焼き、こちらも大きくて絶品です!

ここで満腹となり、二次会はいつものスタンド「もぐさん」で軽く飲んで終了です。

おまけ、昨日行ってきた「虎ノ門ヒルズ」の「トラのもん」、白いドラえもんですね。