イタリア・ワイン探訪(その10)トスカーナ州「ペルシモ・ビアンコ2022・ヴァッレピッチョラ」(トスカーナIGT)
トスカーナもワイン銘醸地、赤ワインの代表格「キャンティ・クラシコ」の伝統的生産者である「ヴァッレピッチョラ」が造る白ワインです。
品種はシャルドネ100%、カステルヌオーヴォ・ベラルデンガの標高380-420mのピエヴァシャータ地区にあるガレストロ、アルベレーゼを含む石灰粘土質の土壌の畑から、8月下旬にブドウを収穫後、ステンレス・タンクで発酵、バリックでマロラクティック発酵。その後バリック樽にてシュル・リー製法で3ヶ月熟成。
ワイン名ペルシモ(PER SIMO)はイタリア語で「SIMOへ捧げる」という意味です。
SIMOはワイナリー「ヴァッレピッチョラ」オーナーポネッタ氏の姪、シモネッタさんのあだ名ですね。
ポネッタ氏ボルドー・スタイルのスーパー・タスカンが大好きで、ペルシモは愛する姪に捧げるワインとして造られたハートフルなワイン。
一見何かわからないラベル(私は遠目に魚が上向いていると思った)は、カステルヌオーヴォ・ベラルデンガを発見したおフランスのベラルド王が描かれています。
なんでも、ベラルド王が、海を渡り、山を越えてたどり着いたのは、トスカーナのキャンティの丘沿いにある小さな町「ヴァッレピッチョラ」。
太陽が降り注ぐぶどう畑に囲まれるこの町の人々はベラルド王を歓迎し、自慢のワインを振舞ったところ、そのワインを一口飲んだベラルド王がその美味しさに、ひげがピンと伸び、二口目には目がトロンとし、三口目で飲み干すと、王冠が曲がってしまった、さらにベラルド王はこの土地で造られるワイン、素晴らしい丘と温かい人々に感動し、ヴァッレピッチョラを彼の王国とした、という伝承に基づくロゴだそう。
スミレと桃のような香りに、とってもフルーティー感があります。価格帯は2400円程度。
ワイナリー「ヴァッレピッチョラ」
トスカーナ州シエナから車で約10分、キャンティ・クラシコ地区のなだらかな丘陵地帯に所在。
ぶどう畑は110haあり、サンジョヴェーゼ(全体の3割)、ピノ・ネロ、カベルネ・ソーヴィニョンなどの国際品種も栽培。
醸造する全てのワインに共通するのは「トスカーナの香り」だそうです。
ファースト・ヴィンテージは2015年リリースの新しいワイナリーですが、樹齢50年を超える古い畑も所有。彼らの代名詞である「キャンティ・クラッシコ 2017」がガンベロロッソでトレビッキエリを受賞しており、年々評価が高まっているワイナリーです。
出張シリーズは関西から東京、富山をぐるっと回るプラン(しんどいわ)
東京駅の「こまち」「はやぶさ」、「はやぶさ」は仙台出張で乗ったけど、「こまち」はないなあ・・
こちらは「はくたか」に乗って富山まで。(32度の蒸し暑さ)。
この時期のお魚はイマイチだけど仕方ないということで、やっぱりお魚のお店へ。
「あら川」さんも2回目の訪問です。最初はお刺身5種盛り合わせでエビが甘くておいしいです。
日本酒メインでしたので、まずは「ゲンゲ」、顔が怖いですがまるっと全部食べれます。カリカリで美味しいです。
ウナギの白焼き。
カニみそにイカ墨の酢漬け、富山湾の宝石である白魚の天ぷらは外せませんね。
帰りの駅弁は「海鮮美食」、押し寿司ですね、なかなかイケてます。
これからの夏場の出張は堪えますねえ・・皆様も熱中症にお気をつけください。