イタリア・ワイン探訪(その9)トスカーナ州「ビアンコ・スピーノ2022・カーザ・ディ・モンテ」(トスカーナIGT)
さすがにトスカーナはキャンティの生産者が多いのですが、本ワインは人気生産者「カーザ・ディ・モンテ」が造るフレッシュな白ワイン「ビアンコ・スピーノ」です。
品種はトレッビアーノをメインに、マルヴァジアをブレンドしています。
畑はフィレンツェの南西約30kmにある村、モンテスペルトリにある標高200~250mにある粘土質の自社畑で、キャンティのサブゾーンに指定されているエリア。
手摘み収穫後、16度に温度管理されたステンレスタンクで発酵、ボトリング後、少し寝かせてからリリースです。
リンゴっぽい香りと、やっぱりフルーティーな同じですが、ちょっと酸味がキツイかな。
次の日飲んだ時のほうが美味しかったです。白ワインは数日置いても大丈夫、味も変化するので楽しめるとは元そむりえ協会副会長樋口さん(そむりえ亭オーナー)の談。
2000円程度の価格帯(少し前なら1000円台でした)
ワイナリー「カーザ・ディ・モンテ」。
フィレンツェの南西、モンテスペルトリで1800年代の終わりから代々農業を営むシモンチーニ家によるワイナリーで、1920年代からブドウとオリーブ栽培に力を入れ始め、少しずつ畑を広げ、1990年代にはキャンティ、2000年に「カーザ・ディ・モンテ」を設立、自社ブランドでのボトリングを開始しています。
モンテスペルトリはキャンティの7つあるサブゾーンのひとつで、モンテスペルトリとキャンティ・クラシコ・エリアの「サン・カシャーノ・ヴァル・ディ・ペサ」に合わせて34haの畑を所有、小規模ながらも丁寧なワイン造りを行う家族経営の造り手。
以前にも書きましたが、昔のキャンティは白ブドウを混ぜて造ることが義務付けられていました。
19世紀ごろは保存技術がイマイチで、早く飲めるフレッシュなワインを造る必要があったからですが、今でも「スタンダードのキャンティ」と「カドモ」は「一番身近で毎日飲んでもらいたい」という事で、伝統的セパージュ(サンジョヴェーゼとカナイオーロにマルヴァジアとトレッビアーノを加える)で造っているんですね。
6月ですが30度を平然と超える日が続き、雨も降らなかったので「大人のビアガーデン」に行ってきました。
大阪駅直結のグランフロント南館9Fの高級店「コスモポリタン」が運営するガーデンテラスの中にある臨時のビアガーデンです。
訪問時はまだ明るく、気温も高いのですが結構涼しいです。
飲み放題メニュー、グラスのサイズが大きくて、普通のお店の中ジョッキもこれぐらいで提供して欲しいです。(法律でビールの生中のサイズを500mlとかに統一して欲しい:笑)
ビュッフェ食べ放題スタイルではなく、最初にバスケットにどーんって料理が入って出てきます。これが食べきれない量、私も連れさんもお肉とウィンナーを残してしまいました。
飲み物オーダーも席で注文したらサーブしてくれるという、大人な空間~アホみたいに動き回らなくてよいです。
安いビアガーデンはそれ。バイキング形式の料理とりに行ったり、ビール汲みに行ったり、みんなでゆっくり落ち着いてお話できないのよね。
ハーフ&ハーフに移行することにはやっと暗くなって雰囲気も良いです。
次回はいつものビアガーデン仲間みんなで来よう、でないと食べきれない・・(誰かが食べてくれるのだ)
今日は終日雨予報で沈殿、昨日金剛山登っておいてよかった~ササユリやイチヤクソウも見れたし良かったです。
明日から東京で仕事して、富山移動だ、楽しみだ!