イタリア・ワイン探訪(その5)トレンティーノ=アルト・アディジェ州「トレンティーノ・ピノ・グリージョ・マストリ・ヴェルナコリ2022・カヴィット」(トレンティーノDOC)

 

 イタリア最北州から、1950年創業のトレンティーノの生産者共同組合カヴィットが造るまたまた「ピノ・グリージョ・マストリ・ヴェルナコリ」です。

 トレントから北上したアディジェ川沿いの、ロヴェーレ・デッ・ラ・ルーナや、ラーギ渓谷などの河岸堆積土壌で栽培されている畑で手摘み収穫の「ピノ・グリージョ」(「シャルドネ」もブレンド)をソフトプレス後、20度のステンレスタンクで発酵、熟成されています。

 さっぱりドライですっきり、こちらも夏向けですねえ。

 2018年Vtgが「ファルスタッフ」で91点を獲得しています。お値段は2000円弱です。

 落ち着いた麦わらイエロー、最近ピノ・グリージョばっかり飲んでいますが、前回のラマートと違ってこちらは王道ですね。

香りも果実感たっぷりで、フレッシュかつドライ。

 ワイナリー「カヴィット」は、1950年にイタリア北東部のトレンティーノ州に設立されたワイン生産者協同組合連合で、4,500軒のブドウ栽培農家を擁する11のワイン生産者協同組合が加盟しています。

合計でトレンティーノ州全体の畑の60%にあたる、約5,700haのブドウ畑を所有。

カヴィット社は、各栽培者や生産者に対して、ブドウ栽培や醸造に関する助言や援助を与え、全体的な品質の向上に貢献するとともに、これらのワインの国内・海外市場への流通・販売・マーケティングを行っています。

全ての畑はピーカ(PICA=Piattaforma Integrata Cartografica Agri-vitivinicola)と呼ばれるシステムで、区画ごとに畑の向きや土壌タイプ、気候条件等を一元管理しているそうな。

本部はラヴィーナにあり、スティル・ワイン用醸造所、スパークリング・ワイン用醸造所を擁し、各メンバーが製造する原料ブドウ・ワインの受け入れ・選別から、醸造・熟成・ボトリングまで実施。

トップラインのスパークリング・ワインが「アルテマージ」ブランド(シャンパンと同じ瓶内二次発酵)です。

トレンティーノの様々なエリアの畑のシャルドネとピノネロを厳選し、エレガントさと飲み心地の良さ、そして長期熟成に向くスプマンテを造っています。

最上級キュヴェ「アルテマージ・リゼルヴァ・グラアル」は1998年以来、『ガンベロロッソ』で最高賞トレビッキエリを13回獲得。2010年版では年間最優秀スプマンテの栄誉にも輝いている逸品です(7000円ぐらいですが、私は泡系が好きでないのであまり興味なし:笑)

 

 梅田に「YAMATO」さんという、昔からよく行っているビールが美味しいお店があります。少し前まで夏場のビアホールとして利用していたメルパルク大阪のお店が閉店したので、最近はこちらの4000円パーティーセット、超お得です!(このご時世に4000円飲み放題ってすごいです!)

 飲み放題メニューは昨年より少しグレードが下がってますが充分です。

 最初は普通の生、泡が絶妙。

 この店の定番「カニサラダ」は絶品、これだけでいけます。

 生ハムとタンのハム、サラダ。

 ビールもじゃんじゃんおかわり。

 鶏ももとなんこつから揚げ、こちらもビールの定番。

 ブレンド(黒ビール20%)に切り替え。友人はすでにハーフ&ハーフ、黒ビールに移行。

 チーズじゃがいも。

 ウィンナーもドイツ風で食べ応えあり。

 まだまだ出てくるし、最後にパイッツァで〆。

 これで4000円は安すぎます。

 このあとさらに、二次会のバーに繰り出したことは言うまでもありません。

 

 どうも最近は阪急トップビアガーデン(もうないけど)のような、学生や新人サラリーマンあたりが来るような、煩くて雑多な飲み会は嫌ですね。

 落ち着いて、ゆっくり、静かに飲めるほうが良いです。

 夏本番(今日は33度だ!)に向けて「大人のビアガーデン」を探しましょうか!

(うちの会社が入っているビルにその名のとおりの店あるので今度行ってみよう)

 

 ちなみに今晩は某ホテルでアメリカワインの試飲会です。こちらも楽しみ~