イタリア・ワイン縦走(その51)プーリア州「ヴィーニャ・ペダーレ・カステル・デル・モンテ・ロッソ・リゼルヴァ・トッレヴェント」(カステル・デル・モンテ・リゼルバDOCG)
第25、36回で世界遺産「カステル・デル・モンテ城」とDOCを紹介しておりますが、今回も「ガンベロロッソ誌」で9回も最高賞トレビッキエリに輝くワインのご紹介です。
(行ってみて~)
この2015ヴィンテージ「ヴィーニャ・ペダーレ」もまた、「ガンベロロッソ2019」で最高賞(トレ・ビッキエリ)を獲得しています。
品種は「ネーロ・ディ・トロイア」という土着品種で、比較的濃厚な味です。
購入元評価では「豊かなアロマ、アフターに月桂樹やカルダモンなどの上質なスパイスを感じます。南イタリアらしい温かさを感じるワインで、濃厚でストラクチャーのしっかりとした長期熟成も予想させる造り。この価格帯で味わえる最高のワイン」とのことで、約2300円とお手頃価格です。
フランチェスコ・リアントニオ氏が所有する1989年創業のワイナリー「トッレヴェント」は、プーリア州コラートとアンドリアまたがるカステル・デル・モンテDOC畑の中心に位置し、畑の多くは典型的なカルストタイプの石灰岩土壌で、「ネーロ・ディ・トロイア」、「アリアニコ」、「ボンビーノ・ネーロ」、「ボンビーノ・ビアンコ」など土着品種が栽培されています。
イトリア渓谷(世界遺産アルベロベッロの「トゥルッリ.」が有名!)とサレント地方にもブドウ畑を所有、こちらは「ミヌートロ」、「ネグロアマーロ」、「プリミティーヴォ」を栽培しています。
(これもまた、行ってみて~)
うだうだ言ってないで、早速飲んでみましょう!
ステンレスタンクとオーク樽で約20ヶ月熟成されるワインは、グラスに注ぐと、南イタリアらしいふわっとした芳香、土のニュアンス、心地よい甘さを感じるも、濃厚な果実味があります。酸味が上品でうまくバランスをとっていて、エレガントです。
お肉料理でも牛肉よりは羊系のほうに合うでしょうか!自宅ではそんなもの喰えませんが(笑)
さて、ワインに合うお菓子など。
阿倍野ポテトで有名な嶋屋さんの「100日ポテト」です。
極細の芋けんぴなんですが、飴がしっかりついており、とても美味しいです。
少し甘い香りのする赤ワインなどにいかがでしょうか?