磯モン狙いのエサのお話(その1)
毎度です
今回は「磯モン狙いで使用する”エサ”について」の一考察でっせ
まずハナから結論を言うと、磯モンを狙う投げ釣りのメインターゲットである 「コロダイ&タマミ(ハマフエフキ)」に使用するエサで最も釣果が期待できるであろう”特効エサ”といえば間違いなく『マムシ』でっしゃろな
これはコロダイ系のイサキ科の魚(コロダイ属・コショウダイ属・ヒゲダイ属 etc)や
タマミ系のフエフキダイ科の魚(フエフキダイ属・メイチダイ属 etc)はもちろん、ゲスト魚となるヒメジ科の魚(ウミヒゴイ属)、ハタ科の魚(アカハタ属・スジアラ属)などの根魚系、タイ科の魚(マダイ属・クロダイ属・ヘダイ属)、イシダイ科やブダイ科などの底物系、さらに本イサキやグレといった上物系、果てはお邪魔なウツボやアナゴ系、エイやサメといった外道系、ネンブツダイやゴンズイ・フグといったエサ取り系に至るまで、どの魚も必ず他のエサよりも先に「マムシ」に反応し、食い気を促すように思いまっせ
もっともコレはオッサンの個人的見解に基づく意見でっから「そんなことはない」と異論を唱えるエキスパートなキャスターも多数おられると思いますが、そこはオッサンの呆けた白髪頭から出てくるボケ話としてご容赦の程を…
さてさてそんなことで、もしも一種類のエサしか使えないという条件下での釣行なれば僕は迷わずその個人的にも実績が高いマムシ、それも魚の嗅覚へアピールする濃ォ~い体液が詰まった小指ほどもある極太のマムシを選びまっせ
しかし、憎っきエサ取りどもが雲霞の如く湧き泳ぐ真夏の海でロッド3~4本を使用して「極太マムシ」だけで通しの夜釣り敢行するとなると、コロナ禍以降に価格が高騰した現在ならば愛おしい諭吉君が1 ~ 1.5枚前後ほどは飛んでいく悲しい事態も覚悟せなばなりまへん
そこで薄い財布しか持たない悲しきオッサンにとって強い味方となるのが、冷凍をかませば長期保存が効くエビやイカ、貝、小魚といった「生エサ」の存在です
この生エサ類を閉店間際にスーパーの店員さんが貼り回る”半額シール”を上手く利用して購入すればめっちゃリーズナブルな価格で購入できますし、冷凍庫にストックできればシーズン中は安定して供給することも可能でっせ
…ただし、ウチの場合は冷凍庫を占領するエサに嫁ハンからの苦情で夫婦喧嘩へ発展することが毎年の通常儀礼になっていますが、理解のある心優しい奥さんがおられるキャスターならばまったくのノープロブレムですわ
これらの安価な冷凍エサと高価なマムシを併用することでエサ代の節約術を実践するオッサンでっけども、それではどんな冷凍エサが使い良いのかといえば「イカ系」と「エビ系」が無難なところやといえまっかな
このとき「イワシ」や「サンマの切り身」、「サバの切り身」といった”身エサ”という選択もありまっけども、ウツボやエイ・サメからのアクセスが増える傾向が高くなるような気がしてオッサン的にはパスすることが多おますわ
しかし、身エサや小魚系の生エサ類は集魚効果も含めて根魚系に対して摂食効果が期待できるので、ハタ系や根魚系が望める釣り場・ポイントでは積極的に使用するのも有効やとは思いまっせ
…てなことで、(つづく) です
惜別:歌って笑ってドンドコドン‼
毎度です
先週、2000年に引退されたとはいえ上方演芸界の至宝である 『上岡 龍太郎』 氏の逝去が発表されました
氏の秀でた知能がもたらす類稀なる博識及び言語力は上方演芸界や芸能界だけではなく、一般社会の理や大学の授業においても最上位で通用するほどの才能の持ち主であった、いや、ヒョットしたらその片鱗だけをチラッとだけ見せて奥深いところでは「凡人には想像もできない無尽の優れた才能を秘めているのでは」と思わせる魅力ある人なりでありました
そう、オッサンの頭の中では昔も現在でも変わらず「上岡龍太郎=賢い」が同意語としてシッカリと記憶されてまっからネ
でっ、氏といえば「鶴瓶 上岡 パペポTV」 や 「上岡龍太郎にはダマされないぞ」、「探偵ナイトスクープ」 といった後年の全国区的 毒舌パーソナリティの番組 を代表作に挙げられる人が多いと思いまっけども、僕としては「ノックは無用」 や 「ラブアタック」といった盟友 『横山 ノック』 とのコンビ司会、また幼少のみぎりに昔のTV画面で慣れ親しんだ「漫画トリオ」の 『上岡 龍太郎(横山パンチ)』 こそが氏を語る上でハズせない代表作や思てまんねんわ
…がしかし、このオッサンにとって 『上岡 龍太郎』 氏といえば何と言っても毎週土曜日の 13:00から1314Hz・ラジオ大阪(OBC)で放送されていた 『ドンドンサタデー・歌って笑ってドンドコドン』 におけるパーソナリティに尽きますな
ちょうど高校卒業から家業である米穀店を手伝うようなった18才の蒼い春真っ只中にいた1978年、世間の多くでは未だに「週休1.5日制度」、つまり土曜日は半ドンが普通だった時代に春の温かい陽射しに眠気を憶えながら、夏の猛暑には滝のような汗をかきながら、秋の長雨に濡れながら、冬は寒さに耐えて売り物である灯油の臭いを体に染みつかせながらの配達・販売作業の途中、配達車の中で大笑いしながら聴いていたのが「ドンドコドン」でおました
最初のパーソナリティは「上岡龍太郎、キャッシ―、中西ふみ子アナウンサー」というドンドコトリオでおましたが、キャッシ―騒動があった後の1980年ごろからは「桂 雀々」が代わりに入り、おかげで氏と雀々のやり取りから師匠の「桂 枝雀」 ➡ 「桂 米朝」 と上方落語に興味を抱くキッカケになりましてんで
それに放送作家の「吉田 清」先生 が作ってレギュラーメンバーに出来の良し悪でボロクソに言われる「ドンドコクイズ」もオモロおましたなぁ~
そんな「ドンドコドン」、いまでも目をつぶれば氏が番組のオープニングにまるで「立て板に水」のごとくスラスラと述べる口上は 『北は国後・択捉から南は沖縄・石垣島、日本列島全国津々浦々いかなる山間・へき地・文化果つる所、寒村離島までも電波を送り届けるという、今や社会的国民行事的番組となったこの「歌って笑ってドンドコドン」、お相手を務めるドンドコトリオの面々は、芸は一流、人気は二流、ギャラは三流、恵まれない天才・上岡龍太郎と・・・・・』 で決まり、決まり、もォ~う決まりで、今もこの流れるような口上を綴っていると、あの若い頃の自分の思い出&蒼臭い熱い想いが甦って来て、いまにもボロボロと目から涙が溢れてきそうになりよりまっせぇ~ ・・・・・
クレーバーな言語力と洒落が効いたオチのある会話、パーソナリティとしてのズバ抜けた進行力、そして照れ隠しの冷たい言葉と表情の裏にある”厚い情”を感じさせる会話、一転して自分の意に沿わない敵と判断した輩にはナイフのような切れ味鋭いワードをマシンガンの様に浴びせ続ける冷酷的なハートの強靭さと、どれもこれも僕の60年余りの人生で氏より右に出る芸人・芸能人、いやさ、世間の知識人・一般人も含めて誰もいなかったように思いまっせ
そんな腹を抱える笑い&少し捻ったニヒルな笑い、ときには豊富な知識から繰り出される数々のウンチクと、いつも配達車のカーラジオの向こう側から僕を楽しませてくれた『上岡 龍太郎』 氏のご冥福を、ホンマに心よりお祈り申し上げます
合掌
『DAIWA・ナイスミドル・フィッシング・クラブ』⁇
毎度です
ここ数年間はコロナ騒動で中断していた『DYFC フィッシングスクール』 が復活の狼煙を上げましたで
いつものように和歌山マリーナシティ海釣り公園内の「海洋釣り堀」が会場でしたが、今回はコロナの影響がわずかに残って通常の半分ほどである約60名余りでの開催となりました
それでも朝早くから続々と会場に集まってくるスクールの生徒さんの笑顔を久しぶりに見ることができて、やはり次世代、次々世代のアングラーへ「釣りの楽しさ、オモシロさ」 を伝えていくためにも、このDYFC フィッシングスクールの開催は意義があるのやなと再認識させられたオッサンでっせ
ところで 『DYFC』 は 「ダイワ・ヤング・フィッシング・クラブ」 の略なんですが、何故だか諸事情でオッサンは「ナイスミドルのお父さん4人組の保護者チーム」 を担当するコーチとして今回のフィッシングスクールに参戦することになりましてんで
でっ、これが有難いことに全員が釣り経験者であり、その中でも月に2~3回ほどはココ海洋釣り堀に通ってDAIWA 磯フィールドテスターの 谷垣さんに鍛えられたG氏(ちなみにお住まいはオッサン家のご近所さんで)が保護者チームにおられ、メンバーである H氏、O氏、Y氏 それぞれに的確なアドバイスをして頂いたことでハマチやマダイを全員が無事にゲットできる釣果につながりました
おまけに隣の中学生チームにもアドバイスを請われたG氏、みごと全員が1投目にマダイを釣らせる名コーチぶりを発揮しまっから頭が下がりまっせ、いやホンマに
…ってことは、ただ横で立っているだけという無能ぶりがあからさまにクローズアップされた白髪頭のオッサンなんぞは「コーチとして失格、かつ不要と違うの」と思われたアナタ、それ正味で正解です
てなことで、3年ぶりとなった今回の『DYFC フィッシングスクール』もお昼前に無事終了し、表彰式後のお楽しみジャンケン大会ではいつもの如くイチビって前に出て トークを大スベリさせたオッサンなのであります
しかしでんな、スクール終了後にスベって落ち込むオッサンに温かい言葉を掛けてくれたのは笑顔が素敵なママさん似の可愛いSちゃんファミリー、「四季の釣り」が大好きな京都府在住のK君ファミリー、さらに保護者チームのG氏、H氏、O氏、Y氏のファミリー等々、ホンマに奇特で優しい各ファミリーには感謝、感謝、感謝の嵐でっせ
さぁ~て、次回に関西エリアで開催される『DYFC ファミリースクール』 には是非ともご応募の上でお子様に参加して頂き「釣りの楽しさ・オモシロさ」を体験させてあげてくださいな
マスクとライジャケと…
毎度です
コロナによるパンデミック騒動も国の判断で一応の終止符が打たれ、街中では若者を中心にマスクをハズして闊歩している姿もめずらしくなくって来ました
でもまっ、オッサン世代から上の年代は持病持ちが多いからかマスクは手放せず、戦々恐々とした思いで規制緩和された街中へ出かける年配者も少なくはないのと違いまっかな
このマスクも「着用が常識」とされた時期には見るからに同じマスクを何度も使い回して「とりあえず私は人前ではマスクを着用する常識人ですよ…」という世間へ向けてのアピールを発信するための必要アイテムとして活用する人も結構な割合でいたように思えましたで
…ウゥ~ン、今回のお題である以下の話は頭の中身が薄らボケしている白髪頭のオッサンの戯言として聞いて欲しおまんねんけども、このコロナ騒動のマスクって、釣り場で見かける「アレ」と似てまへんかな
そォ~う、最近では救命具の主流になりつつある各種の『膨張式ライフジャケット』のことですわ
いわば「コロナのウイルスから我が身を守り、他人様へウイルスをバラ撒きませんよ…」というアピールのためにマスクを着用していた人と同じように、「落水などの事故から我が身(命)を守り、他人様にも不要の迷惑を掛けません…」というアピールのためにボロボロに傷んでまともに作動しそうもない膨張式ライジャケを、とりあえずの体で着用しているように思える釣り人を時どき釣り場で見かけることがおまんねんな…
ライジャケの着用理念である「落水などの事故から我が身を守り…」を実践されての着用は大正解なんでっけども、ライジャケが活躍する万が一の非常時に膨張させる肝心かなめとなるガスボンベの使用期限(効果期限)が切れていたり、経年劣化によって正しく作動しない状態のライジャケならば、それこそコロナ騒動時のマスクと同じく「取り合えず着用している常識人です」と世間からの視線を取り繕うアイテム化しているように思えてならないオッサンです
もしもホンマに「我が身を守る…」を実践する気があるなら定期的なガスボンベの点検および交換、古くなって各所に劣化がみられる状態ならば思い切って新しいライジャケを買い替えるといった安全に対する気配りが欠かせないと思いまんねんけれども…
それが邪魔くさいのなら、劣化の少ない浮力体を内蔵した普通タイプのライジャケを着用する方が安全を保持すのには理が適っていると思いまっせ
パンデミックに対するマスクの着用も、釣り場での事故に備えるライジャケの着用も、ともに「転ばぬ先の杖」に相違おまへんから、他人や世間の目を気にすることなく災難に備えて効果的に使用してこそ”真価”を発揮するアイテムやと思いまっせ
てなことで、上記の坊主の説法みたいな話は半ボケ頭のオッサンの個人的見解に基づく「戯言」でっから、気に障った御仁はどうぞ堪忍しておくんなはれや
考え方は人それぞれでっから…
毎度です
オッサンが磯モン狙いの投げ釣りで使用するラインといえばコロダイ用にPE8号通し、タマミも狙うのならPE10号通し、宝くじでハタ類も狙えるポイントではPE12号通しをメインで使用しています
もちろんポイント条件や魚の活性といった諸条件によってはナイロンライン12~16号を選んで使うケースもありますが、近年は以前と比べてプライスもかなりこなれてきた事もあって概ねPEを使用する場面が多おますかな
PEラインの利点は何よりも「直線強度が強い」ことに加えて「感度が良い」ことで、そのために他の投げ釣りでは体験できない磯モンが放つ強烈な引き味&抵抗がダイレクトに伝わり、その金剛力とキャスターが真っ向からパワー勝負できることが挙げられまっせ
また、ラインを張ってアタリを待つことでエサ取りからのアクセス状況を感知しやすいことから「空バリでアタリを待つ無駄な時間を減らす」ことが可能です
ただし、PEに限らずすべてのライン類は大きく弛んでいる状態では小さな動きや変化が穂先へ伝わりづらいことから、エサ取りの動きや小さなアタリをキャッチするには必ず「ラインを張った状態」でアタリを待つスタイルを徹底したおまんな
でっ、過っては「摩擦熱に弱い」と言われたPEのデメリットですが、昨今はラインのコーティング技術が進歩して耐摩耗性がアップされたことでシモリ周りでも使いやすくなってきています
…が、それでもやはキツイ根がビシバシと広がる海底を釣る場合はPEの先に「瀬ズレワイヤーを取り付ける」といった根ズレ対策が必要となりまっから、その辺りの判断についてはナイロンラインの選択も含めてケースバイケースで使い分ける必要がおまっしゃろな
ちなみに、人によってはPEやフロロよりも総体的にナイロンが強い、釣り糸として優れていると言われる方も居たはりますが、その他のメリット・デメリットを考え併せて選択するのは人それぞれの考え・スキルの差異によって違ってくると思うので、たとえ遠回りになろうとも「ベストだと思うモノを使い続けて自分で答えを見つける」のがエエのと違いまっかな
ところで、”根掛かり”とは切っても切れない磯モン狙いでっから、その宿命的なトラブルの対策も欠かしたらあきまへん
とくに極太のPEやナイロンラインを使用して根掛かりを起こしたケースに力任せにラインを切ろうとすればリールやロッドといった高価なタックル類の損傷にもつながり、下手をすればキャスター本人がケガを負う最悪の事態も考えられますから、必ず底物釣りで使用するような「ラインブレイカー」といった専用器具を使用しての切断を心がけまひょうで
まっ、ラインブレイカーはコツさえつかめば意外と簡単に極太ラインを切ることが可能ですし、タックルを傷めることも皆無なので磯モン狙いの釣行では必携のアイテムの一つやと思いまっせ