●奈良墓参行 俊寛・有王塚へ | きょうのもののふフォト列伝 ー古戦場 城 もののふ 旅ー

きょうのもののふフォト列伝 ー古戦場 城 もののふ 旅ー

熱く 燃えて 散って 逝った 我ら祖先のもののふ達 その懸命な生きざま姿を追う旅を続けています。

奈良の広大な平城京公園。

朱雀門も、

 大極殿もすばらしい。

初めて若草山へ。

わわぁ、古都一望じゃんか!

今までなんで来なかったのだろう。

鹿もいっぱいだ。

そして帰途。

桑名市の近鉄線益生駅近くに、ほんとうにひっそりと、俊寛塚と有王塚がひっそり佇んでいた。

「いやぁ、ここにいましたか、俊寛さん」

と、話しかけたくなるような。

 

今回、奈良へ来た一番の目当てが俊寛塚だった。

塚を草むらの中に見つけた。

地元の方に直接私が、塚のことを教えたというのがまたよかった。

 

それがさらに帰途、桑名にて、有王塚まで詣でることができるとは。

 

 

案内碑の先に、有王塚が。

「よく行ったねぇ、有王クン、あんな遠い島まで」

そんな私の幼いころ知った物語の思いを果たせて、気持ちが実に満ち足りた。

「こうなれば、喜界ケ島にいってみたいなぁ」

ハハハ、これこそかなわぬ夢か。

平安の時代から今日まで、多く人が、平家物語・源平盛衰記の読者がそんな夢をみたことだろうな。

 

……重衡墓、俊寛塚、忍性墓。

かつて20年前ころ奈良に来て、薬師寺の東塔や法華堂(三月堂)の仏像に感動した頃。

全く考えもしなかった違う満ち足りた感慨…。

また奈良に来るな、こりゃ。

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