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退院が現実的になってきたのですが
また大きな不安も現実的に
なってきました。
この日の日記はこちらです。
2006年2月6日月曜日
午前のリハビリ中、先生と来週末に退院できることを目標にしようと話す。
そのためには300m以上歩けるようになるのを
一つの基準にしたいとのことだった。
ここのリハビリ室にはいつもラジオが流れている。
なぜか埼玉のNACK-5だ。
それはよしとして、
リハビリ中にしゃべりはなかなか耳に入らないが、
音楽はトレーニングには欠かせない。
音楽が流れている方が筋トレもはずむ。
そして先日、最も筋トレに似合う曲が流れた。
『ロッキーのテーマ』だ。
この曲を聴くと、多くの人がパブロフの犬状態になり、
何くそ魂が湧き上がる。
と勝手に思う。
昔、有線では一日中この曲を流しているチャンネルもあり、
多分がんばろうという気持ちを奮い立たせるために流していたのだと思う。
午後のリハビリ後、デンジャラス安田さんと有吉弘行が来る。
3人で車で外出したのだがとても楽しかった。
僕の歩く姿を見て格段に良くなっていると言っていた。
自分では意外にわからないものなので、こんな一言が励みになる。
おべんちゃらを言う二人ではないし。
夜、今日のリハビリで言われた退院の目標について考える。
自分でも予想外にあまり喜びはなかった。
もちろん、まだはっきりした退院日が決まったわけではないからでもある。
しかしそれより、完治して退院することは不可能だし、
退院するということはただ体を治すだけでなく
生活していかなくてはならないのだ。
働かなくてはならない。
かといってサラリーマンではないのだからすぐに仕事があるわけではない。
舞台にすぐ立てるほど回復していない。
アルバイトをするにもこの体だとなかなかできる仕事もないだろう。
なによりこのまま芸人を続けていって未来はあるのだろうか…。
そんなことを考えると、退院を手ばなしで喜ぶことはできない。
病気を治すことだけに専念できたらなんて楽なのだろう。
睡眠導入剤を飲んでもなかなか寝付けなかった。
仕事をしないと生活できない。
彼女との結婚なんてもってのほか。
不安が押し寄せていました。
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