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<あらすじ>
スノーボードを楽しむために、地元を遠く離れ旅行に来た三人組。
帰路につく三人だが、途中、道に迷った挙句、自動車事故に遭ってしまう。
重症の一人を残し、二人は助けを求めに出る。
凍えそうになりつつ助けの手を捜す中、山の中に住宅を見つけ、そこで親切だがどこか不気味な老人に出会う。
車に残して来た友人が気になり、老人の助けを借りて事故現場に戻る二人だが、動けないはずの友人が忽然と消えていた。
地元の住人に拾われて救助されているはずだと老人に言われ、雪嵐が去るまで世話になることにした二人だが、なにか、釈然としないものを感じていた・・・。
<レビュー>
確かに釈然としません。字幕がね。
DVDジャケットで既に豪快にネタバレしているので、「パラノーマル」と紛らわしい邦題がついてはいるものの、ある意味安心して観られるはずなんですが・・・
字幕にハラハラさせられる映画なんてそうそうありません。
「旅行で迷う→一旦助けられる→食べられる」は、食人映画として王道とも言えるべきシチュエーションなのですが、ゴアシーンもお料理シーンも結構がんばっているのに、字幕が秀逸過ぎて全く話に入っていけませんでしたよ!
久々、大ヒットの予感(*注 自分の中でだけ)。
血だらけMAPPAの男が渓谷を逃げ回り、姿を消したかと思うと身の毛もよだつような絶叫・・・
と言うシーンから物語は始まります。
股間にはずっとモザイク。ご安心を。
MAPPAの男が逃げる間、血の滴る拷問道具などが映り込むシーンが随所に挿入され、これから主人公となる人物が遭遇するとんでもない事態を暗示しているかのようです。
場面は変わり、やたらと「黄金!黄金」と叫んでいるBGM(メタル)に合わせ、スノーボードをしている若者たちが登場。
今回もいい感じに頭が悪そうです。
しかも話し言葉が絶妙に破綻しています。
「彼等が飲み続けたのは、腐敗したゾンビージュースをだな」
ええっ!!!ちょっと何言ってるかわかりません!
・・・字幕が変なんだなこれ。
気付いてしまったその時から、粗探しに火がついてしまいましたよ。
さて、スノーボードやパーティーを楽しんだ三人の若者たち、そろそろ日常生活に戻り仕事に行かなきゃならないので、地元へ帰るために車を走らせます。
しかし、あいにくの天気のため、道路はそこかしこで通行止め。
気がつけばペンシルバニア(ご当地名物:吸血鬼)まで来ていましたよ。
ここで、吸血鬼による血ィ吸うたろか物語を想像するかも知れませんが、全くかすりもしませんので、地名はスルーで構わないと思います。
そもそも、邦題で「パラノーマル」ついちゃってるクセに、「ようこそ人喰い村に」なんて謳い文句つけて超常現象まるで無視な点で、タイトルも爽やかにスルーで構わないと思います・・・。
ペンシルバニアの道路標識が見えた辺りから若者たちは「オレら一体どこ走ってんの?」と不安になり、近くのドライブインに食事がてら入り道を訊くことに。
ドライブインにはゾンビみたいなお年よりや、近寄りがたいオーラを強烈に発するオッサンたちが黙々と食事しておりました。
厨房ではガサツな汚い店主が鉄板の上の目玉焼きに「カーーーッ!ペッ!」と、スパイス投入。
明らかに激ヤバ食堂です。
勇気を振り絞って、お客のひとりに道を尋ねる若者。
案の定「オレが教えてやるとでも?」とか言われてます。
その時、ビジュアルはアレですが親切なオッサンが困り果てた若者に詳しく道を教えてくれましたよ。
ホラー慣れしてる方はここで自動変換
「絶対正しい道教えてないし、それどころかヤバい場所に引き込む道だろう」
・・・その自動変換、大正解でございます。
ドライブインを後にした若者たちは案の定迷った挙句、自損事故まで起こしてしまう始末。
助手席の若者が足に大怪我を負ってしまいました。
どうしても動けないので、怪我人を残して助けを求めに雪の中を歩き出す二名。
しかし、どこまで行っても、車が通る気配も人の住んでいる気配もなし。
絶望的かと思われたその時・・・
山の上に民家を発見。
煙突から煙も出ているようです。
ワラをもすがる思いで民家の門を叩く二人。
誰も出て来る様子がないので二人は普通に不法侵入します。
緊急だから、まぁ致し方ない。
家の中は暖炉に火が入っているものの、やはり無人。
家の主はどうやらハンターらしく、壁には銃やシカの頭の剥製が飾られています。
ここで若者二人、家の中を物色しながら、田舎がどうとかなんかちょっとバカにしたことを言い始めます。
と、その時。
バーン!!!
「田舎もんでゴメンネ!!!」
「・・・・なんつって☆」
ちょっと薄気味悪いビジュアルのフレンドリーな爺さんが登場しましたよ。
ここから若者二人と爺さんの会話のキャッチボールが始まるワケですが、字幕が増え始めた頃からなんだかもう話に全然身が入らない!!!
「僕達、友人を車に残しているです」
「イヴァンを助けいたんだ」
いきなり言葉が不自由になる若者。
しかも、爺さんがしてくれた銃の説明も、一貫性がなくて混乱します。
「中央にマスケット銃が見えるだろ?」
「あのマスカット銃はな・・・」
マスケット・・・マスカット・・・もうどっちでもいいです。
関係ないんですが、マスカットと聞いてこれ思い出しちゃいましたよ。
その後も、壮絶な字幕爆弾が続きます。
「そうさ。だからこうゆう建て方にしたのさ」
どうゆう建て方だ。
「こうゆう時こそ冷静な判断をするもんだ」
こうゆう時こそ全く冷静になれません。
字幕が敬語からいきなり不自然なタメ口になったり、逆にフランクに話していたと思ったら、なんの前触れもなく四角四面の堅苦しい話し方に豹変したりするのについていけず、観ているほうはもう必死!
「ううむ 嵐が酷くなっとる」
年長者が若者に話しているので、ずっとフランクな口調の字幕でしたが・・・
「また明日どうなるか様子を見ましょう」
いきなり中学英語の教科書ばりの直訳口調。
ニューホライズン!
まだまだ字幕がおかしい箇所たくさんあるんですが、そろそろスクロールが大変かと思いますので話の本筋に。
若者たちは爺さんの車に乗せてもらい、残して来た怪我人の確認を急ぎます。
しかし、車の中には誰もいません。
爺さんは「お友だちは地元のヤツに拾われて病院行ってるよ。安心しな」と言い、なんだかモヤモヤするものの、無理矢理納得した若者二人は、天気が回復するまで爺さんの家でお世話になることにしたのでした。
しかし、ある時、車に残してきた友人が持ってたはずのちょっとキッチュなお守りが、爺さんのベッドルームに飾ってあるのを発見してしまいましたよ。
車に残してきた重症の友人が日頃からお守りとして持っていたミニ仏像。
何故ここに!?
同じベッドルームで恐ろしいことが同時に判明。
爺さん、「ラジオをつけて天気を確認しよう」と言ってくれていたのに、まさかのラジカセ再生。
天気予報のカセットテープ、エンドレス再生!
ここまでは割りと淡々としたテンポなのですが、ここから一気に加速度アップ!
若者二人が捕えられ、爺さんの正体がいよいよ明確なものに。
爺さんは病死した嫁を食べた時からカニバリズムに目覚め、もう人肉なしじゃいられない人のようです。
そして、そんな人肉ファンの数が一気に三人に!
三人のうちの一人は、なんとあの激ヤバドライブインで嘘八百の道案内をしてくれやがったオッサンでしたよ!
ここ最近、収穫が少なく細々と食いつないでいたようなので、イキのいいフレッシュミート大収穫で浮き足たっておられる御三方。
怪我をして車に残されていた友人はとっくにさばかれ、実は夕食に出たスープに入っていたのが彼の背肉。
ここから生き残った若者二人のサバイバル開始!
まるで、動物の狩りを楽しむかのように、一度森の中に放たれる若者たち。
後ろからカニバル爺さんたちが猟銃を手にニヤニヤしながら迫ります。
若者の一人が、雪の上だと足跡を辿られてしまうことに気付き、水場を逃げることにしましたよ。
しかし、ホンモノの雪景色なのにガチパンツ、ガチ裸足です。
演技力など必要のないほど、普通に滅茶苦茶寒いと思います。
現にハンパないほど震えてる。
この震えは多分寒いだけなんだと思います。
そう言えば若者たち、捕えられてから常にパンツなんです。
凍傷とかマジ大丈夫だったのでしょうか?
さすが、低予算映画の役者根性!心から敬意を表します。
アッパレ!!!
その後、逃げるチャンスはあったものの、度々の拷問で体力も限界マックスハート。
再び捕えられる二人。
銃突きつけられて雪かきやらされています。
この二人も、カニバル爺さんたちの胃袋におさめられてしまうのでしょうか?
おまけ☆
是非、クリックで拡大してご覧下さい。
字幕に、アンダーラインならぬオーバーライン。
これは続編があると言う暗号か?
<超主観的評価>
ストーリー★★ スリル★★ テンポ★★ バカ★★ グロ★★
総合★★
帰路につく三人だが、途中、道に迷った挙句、自動車事故に遭ってしまう。
重症の一人を残し、二人は助けを求めに出る。
凍えそうになりつつ助けの手を捜す中、山の中に住宅を見つけ、そこで親切だがどこか不気味な老人に出会う。
車に残して来た友人が気になり、老人の助けを借りて事故現場に戻る二人だが、動けないはずの友人が忽然と消えていた。
地元の住人に拾われて救助されているはずだと老人に言われ、雪嵐が去るまで世話になることにした二人だが、なにか、釈然としないものを感じていた・・・。
<レビュー>
確かに釈然としません。字幕がね。
DVDジャケットで既に豪快にネタバレしているので、「パラノーマル」と紛らわしい邦題がついてはいるものの、ある意味安心して観られるはずなんですが・・・
字幕にハラハラさせられる映画なんてそうそうありません。
「旅行で迷う→一旦助けられる→食べられる」は、食人映画として王道とも言えるべきシチュエーションなのですが、ゴアシーンもお料理シーンも結構がんばっているのに、字幕が秀逸過ぎて全く話に入っていけませんでしたよ!
久々、大ヒットの予感(*注 自分の中でだけ)。
血だらけMAPPAの男が渓谷を逃げ回り、姿を消したかと思うと身の毛もよだつような絶叫・・・
と言うシーンから物語は始まります。
股間にはずっとモザイク。ご安心を。
MAPPAの男が逃げる間、血の滴る拷問道具などが映り込むシーンが随所に挿入され、これから主人公となる人物が遭遇するとんでもない事態を暗示しているかのようです。
場面は変わり、やたらと「黄金!黄金」と叫んでいるBGM(メタル)に合わせ、スノーボードをしている若者たちが登場。
今回もいい感じに頭が悪そうです。
しかも話し言葉が絶妙に破綻しています。
「彼等が飲み続けたのは、腐敗したゾンビージュースをだな」
ええっ!!!ちょっと何言ってるかわかりません!
・・・字幕が変なんだなこれ。
気付いてしまったその時から、粗探しに火がついてしまいましたよ。
さて、スノーボードやパーティーを楽しんだ三人の若者たち、そろそろ日常生活に戻り仕事に行かなきゃならないので、地元へ帰るために車を走らせます。
しかし、あいにくの天気のため、道路はそこかしこで通行止め。
気がつけばペンシルバニア(ご当地名物:吸血鬼)まで来ていましたよ。
ここで、吸血鬼による血ィ吸うたろか物語を想像するかも知れませんが、全くかすりもしませんので、地名はスルーで構わないと思います。
そもそも、邦題で「パラノーマル」ついちゃってるクセに、「ようこそ人喰い村に」なんて謳い文句つけて超常現象まるで無視な点で、タイトルも爽やかにスルーで構わないと思います・・・。
ペンシルバニアの道路標識が見えた辺りから若者たちは「オレら一体どこ走ってんの?」と不安になり、近くのドライブインに食事がてら入り道を訊くことに。
ドライブインにはゾンビみたいなお年よりや、近寄りがたいオーラを強烈に発するオッサンたちが黙々と食事しておりました。
厨房ではガサツな汚い店主が鉄板の上の目玉焼きに「カーーーッ!ペッ!」と、スパイス投入。
明らかに激ヤバ食堂です。
勇気を振り絞って、お客のひとりに道を尋ねる若者。
案の定「オレが教えてやるとでも?」とか言われてます。
その時、ビジュアルはアレですが親切なオッサンが困り果てた若者に詳しく道を教えてくれましたよ。
ホラー慣れしてる方はここで自動変換
「絶対正しい道教えてないし、それどころかヤバい場所に引き込む道だろう」
・・・その自動変換、大正解でございます。
ドライブインを後にした若者たちは案の定迷った挙句、自損事故まで起こしてしまう始末。
助手席の若者が足に大怪我を負ってしまいました。
どうしても動けないので、怪我人を残して助けを求めに雪の中を歩き出す二名。
しかし、どこまで行っても、車が通る気配も人の住んでいる気配もなし。
絶望的かと思われたその時・・・
山の上に民家を発見。
煙突から煙も出ているようです。
ワラをもすがる思いで民家の門を叩く二人。
誰も出て来る様子がないので二人は普通に不法侵入します。
緊急だから、まぁ致し方ない。
家の中は暖炉に火が入っているものの、やはり無人。
家の主はどうやらハンターらしく、壁には銃やシカの頭の剥製が飾られています。
ここで若者二人、家の中を物色しながら、田舎がどうとかなんかちょっとバカにしたことを言い始めます。
と、その時。
バーン!!!
「田舎もんでゴメンネ!!!」
「・・・・なんつって☆」
ちょっと薄気味悪いビジュアルのフレンドリーな爺さんが登場しましたよ。
ここから若者二人と爺さんの会話のキャッチボールが始まるワケですが、字幕が増え始めた頃からなんだかもう話に全然身が入らない!!!
「僕達、友人を車に残しているです」
「イヴァンを助けいたんだ」
いきなり言葉が不自由になる若者。
しかも、爺さんがしてくれた銃の説明も、一貫性がなくて混乱します。
「中央にマスケット銃が見えるだろ?」
「あのマスカット銃はな・・・」
マスケット・・・マスカット・・・もうどっちでもいいです。
関係ないんですが、マスカットと聞いてこれ思い出しちゃいましたよ。
その後も、壮絶な字幕爆弾が続きます。
「そうさ。だからこうゆう建て方にしたのさ」
どうゆう建て方だ。
「こうゆう時こそ冷静な判断をするもんだ」
こうゆう時こそ全く冷静になれません。
字幕が敬語からいきなり不自然なタメ口になったり、逆にフランクに話していたと思ったら、なんの前触れもなく四角四面の堅苦しい話し方に豹変したりするのについていけず、観ているほうはもう必死!
「ううむ 嵐が酷くなっとる」
年長者が若者に話しているので、ずっとフランクな口調の字幕でしたが・・・
「また明日どうなるか様子を見ましょう」
いきなり中学英語の教科書ばりの直訳口調。
ニューホライズン!
まだまだ字幕がおかしい箇所たくさんあるんですが、そろそろスクロールが大変かと思いますので話の本筋に。
若者たちは爺さんの車に乗せてもらい、残して来た怪我人の確認を急ぎます。
しかし、車の中には誰もいません。
爺さんは「お友だちは地元のヤツに拾われて病院行ってるよ。安心しな」と言い、なんだかモヤモヤするものの、無理矢理納得した若者二人は、天気が回復するまで爺さんの家でお世話になることにしたのでした。
しかし、ある時、車に残してきた友人が持ってたはずのちょっとキッチュなお守りが、爺さんのベッドルームに飾ってあるのを発見してしまいましたよ。
車に残してきた重症の友人が日頃からお守りとして持っていたミニ仏像。
何故ここに!?
同じベッドルームで恐ろしいことが同時に判明。
爺さん、「ラジオをつけて天気を確認しよう」と言ってくれていたのに、まさかのラジカセ再生。
天気予報のカセットテープ、エンドレス再生!
ここまでは割りと淡々としたテンポなのですが、ここから一気に加速度アップ!
若者二人が捕えられ、爺さんの正体がいよいよ明確なものに。
爺さんは病死した嫁を食べた時からカニバリズムに目覚め、もう人肉なしじゃいられない人のようです。
そして、そんな人肉ファンの数が一気に三人に!
三人のうちの一人は、なんとあの激ヤバドライブインで嘘八百の道案内をしてくれやがったオッサンでしたよ!
ここ最近、収穫が少なく細々と食いつないでいたようなので、イキのいいフレッシュミート大収穫で浮き足たっておられる御三方。
怪我をして車に残されていた友人はとっくにさばかれ、実は夕食に出たスープに入っていたのが彼の背肉。
ここから生き残った若者二人のサバイバル開始!
まるで、動物の狩りを楽しむかのように、一度森の中に放たれる若者たち。
後ろからカニバル爺さんたちが猟銃を手にニヤニヤしながら迫ります。
若者の一人が、雪の上だと足跡を辿られてしまうことに気付き、水場を逃げることにしましたよ。
しかし、ホンモノの雪景色なのにガチパンツ、ガチ裸足です。
演技力など必要のないほど、普通に滅茶苦茶寒いと思います。
現にハンパないほど震えてる。
この震えは多分寒いだけなんだと思います。
そう言えば若者たち、捕えられてから常にパンツなんです。
凍傷とかマジ大丈夫だったのでしょうか?
さすが、低予算映画の役者根性!心から敬意を表します。
アッパレ!!!
その後、逃げるチャンスはあったものの、度々の拷問で体力も限界マックスハート。
再び捕えられる二人。
銃突きつけられて雪かきやらされています。
この二人も、カニバル爺さんたちの胃袋におさめられてしまうのでしょうか?
おまけ☆
是非、クリックで拡大してご覧下さい。
字幕に、アンダーラインならぬオーバーライン。
これは続編があると言う暗号か?
<超主観的評価>
ストーリー★★ スリル★★ テンポ★★ バカ★★ グロ★★
総合★★
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