左の画像をクリックするとamazonの奥地に飛びますが、若干グロテスクな画像がありますので自己責任でお願いします。
＜あらすじ＞
売れない画家「ハヤシ」は荒んだ生活を送っている中、マンホールの中の空間に心の拠り所を求めていた。
この汚れた場所も、かつては澄んだ小川の流れる美しい場所であった。
彼は、子どもの頃の穢れの無い風景と、この場所を重ね合わせる。
その日もハヤシはマンホールの中でひとり思いを馳せていた。
そこで彼は、マンホールの中であるものを見つける。
なんとそこには美しい女の人魚が居た。
驚くハヤシ。
しかし、記憶を辿ってみると、彼は子どもの頃この人魚に出会っていたことを思い出す。
人魚との再会を喜ぶハヤシ。
しかし、人魚は病気のようだった。
ハヤシはバスタブを購入し、人魚を家に住まわせ治療をすることにした。
その日からハヤシは薬や新鮮な魚を買い、懸命に人魚を看病する。
だが、彼の献身的な看護もむなしく、人魚の病気は治るどころかどんどん悪化していく。
人魚は「私を絵に描いて」とハヤシに言う。
それからハヤシは、惨たらしく変化していく病気の人魚をまるで憑かれたように描きつづける。
そのことを知らない階下の夫婦は、ハヤシが全く外出しないことに不信感を持ち始める・・・
＜レビュー＞
当時、「ただのグロいホラーじゃない。悲劇的なラブ・ストーリーだ」との妙な評判を聞きつけて観賞したのを覚えています。
・・・ってほんとうは、マチャミ（久本雅美）が出演していることを知り、興味津々だったのが本音です。
マチャミ。ギニーピッグシリーズにはWAHAHA本舗の俳優出演多めです。
すごく簡潔に話の流れをまとめてしまうと（ネタバレおっぴろげです）
売れない画家が荒んだ生活を送っている。嫁は出てったようだ。
画家がマンホールの中で現実逃避してるところへ人魚出現！だが、人魚は身体が腐れ始めている。
画家はバスタブを買って、その中で腐れ人魚を治療しようとする。
人魚どんどん腐れる。腐れつつ彼女は「私を絵に描いて」と画家に懇願する。
画家、腐れる人魚の様子をキャンバスに描く。
腐れ人魚限界マックスハート。「あなたの手で殺して」と画家に頼む。
階下の夫婦（妻がマチャミ）が異変に気付き、部屋に入ると画家の部屋に女性と胎児の遺体が。
画家はとうに気がふれている。
遺体は画家の嫁と、嫁のおなかにいた子どもらしい。嫁は胃がんの末期であった。
人魚は画家の妄想と思われる。
しかし、鑑識に回された証拠品の中には理解できないものがまぎれていた。
魚のウロコである。
そのウロコの成分はこの世に存在しないものらしい。
現代科学の力でも解析できなかったのである。
って感じです。
マンホールの中で再会。当たり前ですがマンホール汚い。
劇中で印象に残ったのは、画家ハヤシの役をやっている斉木しげるさんのテンパりぶり。
セリフの八割方が「しっ・・・・しっ・・・・しっかりしてっ！」
声、裏返ってます。
あと、画家なのはいいんですが、部屋の中のオブジェとかいくらなんでもひどすぎます・・・
芸術、全然爆発してません。
巨大てるてる坊主みたいなのがすごい気になりました。
こんなのに囲まれてたら誰でも逃げたくなります（実際は逃げてませんでしたが）
あとはほとんど、釣りエサで御馴染みのゴカイ（虫）出演です。
ある場面からもーずっと虫虫虫虫虫
主演：ゴカイでも良かったかも知れません。
虫がだめな人は観ないほうが良いかと思います。
それでも観たいなら自己責任で。
でも、死ぬまで麺類が食べられなくなっても知りませんよ。
かつてきれいな水場に住んでいた人魚が、廃棄物溢れる汚いマンホールの中で病気にかかり虫の息・・・と言うくだりは、環境問題提起なのか？と一瞬思いましたが（真面目か！）あまりの虫の数の多さに着地点は一体どこなんだろう・・・もういいや。と思いました。
マチャミが出ているせいなのかどうなのかわかりませんが、どことなく火サステイスト。
悪趣味長編ドラマといったところでしょうか。
しかし、彼女が出演していなかったら、更に陰鬱なイメージの作品に仕上がっていたと思います。
「一服の清涼剤マチャミ」って感じでした。
某猟奇殺人事件の犯人の部屋からシリーズ中の一作品が押収されたため、いわくつきとも言われる「ギニーピッグ」シリーズ関連作品。
ホラー映画はエンターテイメントだと私は思います。
飽くまでも「つくりもの」という前提で観られる方のみご観賞を。
補足＊ギニーピッグとは←click
他の作品の役者陣を見てください。
みんな一体どうしたの？なにしてんの？と言いたくなります。
浜ちゃんの嫁まで居ます。
＜超主観的評価＞
ストーリー★★ スリル★ テンポ★ バカ★ グロ★★★★★
総合★★
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