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＜あらすじ＞
連続殺人事件がボランの町を騒がせていた。
マリファナ三昧でグータラな生活をしている若者アントンは、家の中で両親の死体を発見した。
親友のミックとプナブとともに見つけた証拠は、なんと犯人がアントンだということを示していた。
その時突然、アントンの右手が彼の意思とは無関係に暴れだし、親友2人をいとも簡単に惨殺してしまう。
殺人鬼となった右手は次に、アントンが片思いしている美少女モリーを襲おうとするが、彼はなんとか右手を押さえつけ、彼女を翌日のハロウィンパーティーに誘うことに成功する。
その夜、家の庭に両親と親友を埋葬しようとすると、親友ミックとプナブがゾンビ化して甦ってくる。
驚愕するアントン・・・しかし、ふと気が付くとそこは自室のベッド。
すべて夢だったのだと安堵して階下の居間へ降りるが、そこにはなんと親友2人が死んだ時の姿そのままでテレビを観ながらお菓子を食べている！
平穏な毎日が突如悪夢に襲われた。
一体何が起こっているのだろうか。
そして、アントンは右手の更なる暴走を止めることが出来るのだろうか・・・
＜レビュー＞
物語は、主人公アントンの両親が惨殺されるシーンから始まります。
アントンの両親が、床につこうと部屋の灯りを消したところ、天井に蛍光塗料でこんな文字が！
「ベッドの下におるからな☆」
驚愕する母親。
しかし、どうせバカ息子のアントンの仕業だろうと思い、気にせず床に就こうとする。
しばらくすると、階下で物音が。
「アンタ見て来てよ」という妻の頼みに渋々階段を降りていく夫。
しかし、いつまで経っても戻ってこない夫にしびれを切らし、妻も階下へ降りていきます。
すると、そこにはおびただしい血痕が！
寝室に逃げ込む母親。
しかし、蛍光塗料の文字の文句のとおり、ベッドの下には「何か」がいて、彼女は引きずり込まれ、殺されてしまいます。
翌朝。
ヘッドフォンの音量MAXで寝ていたアントンは、昨晩の騒ぎにも両親の悲惨な死にも全く気がついていませんでした。
いつものようにキッチンへ行き、シリアルを食べようとするアントン。
しかし、ミルクがない。
「おーい母ちゃーん牛乳ー」
・・・返事はありません。
キッチンの床では、エサのトレイをくわえた飼い犬がおなかをすかせて朝食を待っています。
しかし、あげようとするとドッグフードが空です。
「母ちゃーん犬のエサもねぇよー」
・・・やっぱり返事はありません。
ここで追及しないのがこのバカ息子です。
孫の手で股間ボ～リボリ
この後、朝っぱらからマリファナを吸いはじめますが、なくなってしまい、友人のところへ分けてもらいに行きます。
この友人2人がバカさ加減全開です。
まさに類友。
特に、太っちょさんの彼はいい味出してます。
「一発芸！宍戸錠！プー！」
バカな友人2人と戯れるアントンですが、ふと窓の外を見ると、向かいに住む美少女モリーの姿が。
アントンは彼女にずっと憧れていますが、口をきくことも出来ません。
しかし、思わぬチャンス到来。
モリーが道端にノートを落としていったのです（少女漫画設定）。
そのノートにはモリーが書いた歌詞が綴られていました。
バカな友だちに冷やかされつつも、モリーにノートを届けるアントン。
これを機に2人は急接近します。
ジェシカ・アルバ！何故こんなところに・・・
その後、大変遅ればせながら両親の死体を自宅の居間で発見するアントン。
なんとハロウィンのかぼちゃ人形の中に死体が入れられていました。
バカな友人も居合わせ、ビックリ仰天！
「おじさん！おばさん！仮装してるんじゃないよね？」思いっきり心臓マッサージをほどこすバカ。
どうやら世間を震撼させている殺人鬼が家の中に潜んでいるかも知れない。
そう判断した3人は証拠探しをしますが、結果、わかったのはアントンが犯人かも知れないと言うこと。
なんと、母親の手にアントンの洋服の切れ端が握られていました・・・コナン君もビックリ
その時、アントンの右手が妙な動きを。
なんと彼の意志に反して勝手に動くではありませんか。
右手は友人2人をアッサリ惨殺してしまいます。
この時、アントンがあんまり取り乱してないばかりか「ごめんわざとじゃないから！」とか言い訳してるところがバカです。
「いやーごめんごめん」とか言いながら死体を庭に埋めちゃうところもドアホです。
その後、土の中の友人2人、なんとゾンビ化して起きてきちゃいます。
でも、このゾンビ、ただのゾンビじゃないのです。
なんと、死んでもなお、アントンのアホアホ仲間としてつるみ続けています。
友情フォーエバー
アントンにビール瓶を頭にブチ込まれて殺されたミック。
アントンに地下で首吹っ飛ばされて殺されたプナフ。
しかも、こいつらが居間で見ている映画ときたら・・・
ロメロゾンビ（ドーン・オブ・ザ・デッド）
ちなみにアパートの一室で黒人の嫁（ちょっとアフロ）が夫に喰い殺されるあのシーンです。
ゾンビがお菓子食べながらゾンビ映画鑑賞中
首なしプナフ（写真右）、首と胴体が離れてると不便ということで、フォークかなんかで首を固定してもらい、ビニールテープで首の周り巻いてます。「快適☆」とか言ってます。大変簡素です。
大事な友だちを自分の右手に殺されてしまったアントンは「右手が殺人を犯すなら切断してしまえばいい！」と、思い切ってキッチンツールで手を切断します。
するとなんと、右手が単独で暴れ始めたではないですか。
ハンド君（アダムスファミリー）登場です・・・
なんとか右手を捕まえ、電子レンジでチンするアントン（バカ）。
マイクロウェーブで見るも無惨な姿の右手。
これで右手の凶行は阻止できたと思ったアントンでしたが、そう甘くはなかったのです。
電子レンジを使ってスナックをあたためようとしたゾンビな友人2人（こいつらもバカ）が、レンジの中に幽閉されていた右手を逃がしてしまったのです。
右手が次に狙うは、アントンの憧れの彼女モリー。
アントンはモリーが待つハロウィンパーティー会場へと走ります。
しかし、会場で踊るモリー（ジェシカ・アルバ）は、天使のコスプレで1人咲きしてました。
・・・音楽に全くマッチしていないタコ踊りです。
アントンと共にゾンビな友人たち（バカ）もパーティー会場へ来ちゃいました。
お約束ですが、ハロウィンなので頭にビンがめり込もうと、首が取れかかってようと特殊メイクと思われて絶賛されてます。
生前よりモテモテな2人
この会場で逃げた右手（ハンドくん）を追い詰めていくわけですが、ゾンビな友人たちも大活躍で最後までドタバタやってくれます。
ちなみにこいつがラスボス
やる気あんのか！
ラスボスと闘う3人。全く緊迫感なし。
ハッピーエンドと思いきや、最後は見え見えのドッキリまであります。
始まった時はおどろおどろしい感じだったのに、まさかこんなに笑うとは。
正真正銘のバカホラーです。
☆おまけ☆
主人公＆飼い犬。
ワンコかしこいしかわいいです。一緒に逃げてくれるし。
画像は怖くて布団かぶってるところ。
ホラーは好きだけど動物が死ぬのはちょっと・・・そんな貴方に朗報！
ワンコ死にませんから安心してご覧下さい。
＜超主観的評価＞
ストーリー★★★ スリル★ テンポ★★★ バカ★★★★★ グロ★★
総合★★★★
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