ゾンビ騒動、町内会レベル 『東京・オブ・ザ・デッド 3日』 | 蝦夷☆オブ・ザ・デッド

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蝦夷の片田舎より分析しない掘り下げない脱力バカレビューをお届け(ホラー多めほぼネタバレ)

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<あらすじ>
両親が3日間の旅行に出たある日、ノブは恋人のユキを自分の家へと招く。
ユキは、ノブの姉も一緒だという条件つきでノブの実家へ泊まることになるが、ノブの姉はひとりで遊びに出てしまう。
思いがけず2人きりになれたカップル。
しかし、喜んだのも束の間、妙な出来事が次々と起こる。
そして、それは恐怖の3日間の幕開けであった・・・。

<レビュー>
デター!オブザデッド関連、しかも邦画!
日頃から「オブ・ザ・デッドの類似品には気をつけろ!」と自分自身に呼びかけているんですが、無理でした。
恐らく、病気です。
でも、DVDのパッケージ見たら、ロメロゾンビのショッピングセンターの場面思い出しちゃって思わずちょっと期待しちゃうじゃないの。
相変わらずこの手の宣伝は罪作りです。
さて、新作予告も何もなくDVDを再生した瞬間からいきなりタイトルが出たこの作品ですが、このタイトル、「3日」というのがなんか非常に胡散臭くて気になりますね。
で、何が3日かって言いますと・・・
両親が3日間の旅行に出かけている間、ゾンビ騒動が起きるわけですが、
この騒動、3日で治まっちゃうんですよ・・・短っ!!!
しかも、騒動が起きる範囲は全国規模とか全世界規模じゃなく、どう見ても町内会規模。
商店経営のおばさんおじさん、集金のおじさん、小さい頃からお世話になってるあの人この人が「ゾンビ風」になっちゃいます。
ここでポイントなんですが、ゾンビじゃありませんよ、
「ゾンビ風」です。
あくまでも「風」なので、別に喰い付いたりしてくるわけではなく、
みんなただ顔色悪いだけ。
原因もウィルスや隕石ではなくて、
近所のおばさんの怨念。
その怨念の毒気に当てられちゃった人はいきなり豹変し、包丁持って切り付けてきたり、首絞めてきたりします。
なんていうかその・・・普通に殺人鬼です。 

面白かったのは、普段アッパラパーな感じの主人公の姉がいきなり女コマンドーみたいになるところ。
ゾンビ「風」騒動で眠っていた潜在能力が覚醒したのでしょうか。
あと、本来はCGを使うと思われる箇所を、わざわざ双子を起用してるところ。
自分の死体を見下ろす自分・・・とかいう場面、双子だったらCGなしで出来ますもんね。

この作品でかろうじてちょっとだけ不気味だった場面は、家の中の家電製品(おしゃべり機能つき)が全部喋りだすとこですね。
ウチにもおしゃべり機能の家電製品が数台ありますが、何にもしてないのにいきなり喋りだしたら戦慄モンです。

劇中、アメリカンショートヘアの仔猫がゲスト出演してます。
とってもかわいいですが、この仔猫に実はあるヒントが隠されておりますよ。
でも、そんなにすごいヒントでもないので、あんまり期待しないでくださいね。
印象に残ったのは、商店経営のご主人が包丁で刺されて重傷、もしくは死んだはずなのに、事件解決後にピンピンしてお仕事してるところでした。
人数足りなかったか?
・・・昔の殺陣か?

<超主観的評価>
ストーリー★★ スリル★ テンポ★ バカ★★ グロ★
総合★★


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