旧岩崎邸庭園 | yamyam blog

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美味しいもの大好き

旧日本銀行本店(明治29年

表慶館(明治42年)の次は

上野動物園からも近い、旧岩崎邸庭園へ行きました

今日は(9/5)めちゃ歩いてる走る人💨💨


旧岩崎邸庭園(2001年開園)HP

9:00〜17:00

入園料 400円(5/4 10/1は無料)

※ぐるっとパスは無料


岩崎彌太郎の長男

三菱財閥3代目総帥  岩崎久彌 本邸

1896年(明治29年)完成

設計 ジョサイア•コンドル 🇬🇧


明治期の建築は

J.コンドルの名は必ず出てきますね、

辰野金吾、片山東熊の師匠


この土地は、江戸城から北東に位置し

徳川四天王・榊原康政が、奥州の守りの要となる池之端の土地を家康より拝領しました

幕末は越後高田藩 榊原氏中屋敷、明治初期は舞鶴藩 牧野氏の屋敷がありました


明治11年(1878)三菱財閥の初代 岩崎彌太郎が屋敷を構え、息子の久彌に引き継がれました


当時は約15,000坪(東京ドーム一個分)の敷地に20棟の建物が並び、現在は1/3の敷地になり、現存するのは洋館と、地下通路で繋がっている撞球室(どうきゅうしつ) (ビリヤード場)、和館大広間のみ


建物、袖塀(そでべい) (門の両側にある低い塀)煉瓦塀を含めた敷地全体が《国指定重要文化財》です


この塀からして徒ならぬ雰囲気

8月から行われている遺構調査中でした



森に囲まれて中が全く見えません


馬車道の砂利道を登り入口への


広ーいアプローチ!

明治の大富豪の凄さを入る前から感じる

とても綺麗に整備されてます


《重要文化財》

岩崎家の家紋「三階菱」の彫刻がある袖塀



土佐藩出身の初代 岩崎彌太郎は

土佐山内氏の家紋「土佐柏」を用いて、三菱の社章「スリーダイヤ」の基盤になりました


こんなに素晴らしい洋館があるなんて!




玄関

天井もお洒落な装飾


木材はオーク材かしら?


タイルもこってるなー

重厚感あって素敵


17世紀の英国ジャコビアン様式の装飾が見られ、ルネサンス様式やイスラム風なモチーフなどが取り入れられています

久彌の留学先の米国ペンシルヴァニアのカントリーハウスのイメージも取り入れられました


洋館は、外国人、賓客を招いてのパーティーや、迎賓館として使用され、和館は住居として使われていました


和館に繋がる通路

一階から見に行きましょう

どこも素晴らしい装飾デザインで写真多いです

天井にここまで装飾するなんて贅沢!



洋館学習室

昨年家具の修復を行いましたジェオグラフィカ




津田梅子と岩崎久彌夫婦

娘達の英語の家庭教師だったんですって

色々支援もしていたそうです

こちらもジェオグラフィカにより

修復されたパーテーション


一階中央ホールの

地下のボイラーを利用したスチームヒーター

装飾がお洒落なラジエーターが何個もある



大鏡付きの豪華なマントルピース


この石は大理石??スゴイ!

タイルはミントン製


大階段も重厚でデザインにこってる


右側に撞球室に繋がっている地下階段があります(非公開)

地下室は、地上と同じ程の面積があり

ボイラー室、調理場、倉庫、仕様人用の水洗トイレなどがあるそうです。特別公開の時に見れたらいいなー


書斎

マントルピースの石が豪華


色々パネルが飾られてます

コンドルさんは三菱の顧問だったのね



婦人客室




天井の刺繍も彫刻も素晴らしいキラキラ

シルクのペルシャ刺繍🪡


一階客室

壁紙が素敵

東側のサンルーム

明治43年(1910年頃)増築されました


客室の床は寄木造りになっていて

樫、欅、紫檀、黒檀、桑が使われています

贅沢な造りですね




洋館南一階のベランダ床には

ヴィクトリア朝時代のミントン製(1850年頃)のタイルが目地なしに敷き詰められている

トスカナ式の列柱

素晴らしい庭園の写真は次回に


大食堂の壁は赤


大階段を登って二階へ



大階段の装飾も見事です


この木材は輸入したのかしら?




もう豪華過ぎて信じられない!

日本にこんな洋館があるなんてビックリ!

ここまで芸術的な館は他にあるのかな?


この建築、デザインについて
説明聞きながら回りたかった!


二階、和館、庭園は

また写真多すぎなので次回に続きます指差し