母が入院して2週間、病院食も美味しそうである。15年前に歯ぐきの癌で、左上の歯茎がないので食べることに不自由である。ありがたいことに、病院ではきざみ食で全てのものが小さくきざんである。 「美味しい 美味しい」と食べている母を見ていると、私まで食べてみたい気持ちになる。配膳の人にも驚いた。「食べてくれて有難う」 「ゆっくり食べてくださいね」::::::::と母の手をやさしく握っている::::::::::この光景を何度も見た。有難う、何時もやさしく接してもらえて嬉しい。入院当時に比べ母の顔にやっと笑顔が戻ってきた。同室の患者さんとも仲良くしてもらい、感謝 感謝である。