おかげさまで  ありがとうございます
**********************
こんにちは。税理士でM&Aアドバイザーの
山内新人(やまうちあらと)です。
2度の心停止からの奇跡の復活・8%の男、
2度の心停止を経験したからこそ、伝えられる
ことがある!
**********************
今日も元気に、会計にまつわるお話をして
いきましょう!
M&A(買収・合併)においては、「会計」が
とにかく重要です。数値が読めるかどうかで、
売り手企業・買い手企業それぞれにとっての
メリットやリスクをしっかり把握できるから
なんですよね。
前回、貸借対照表(Balance Sheet:BS)の
役割についてお話しましたが、今回はその中でも
“資産項目”にフォーカスしてお話しします。
「貸借対照表にはいろいろ項目があるのは
分かったけど、資産項目って実際どんなもの
なの?」と思われている方も多いのではないで
しょうか?ではさっそく、資産の種類をひとつ
ひとつ分かりやすく覗いていきましょう。
 
□■━━━━━━貸借対照表の
        資産項目とは?━━━━━■□
 そもそも貸借対照表には「資産」「負債」
「純資産」の3つが表示されます。ここでいう
資産とは、簡単にいうと「将来、会社に利益を
もたらしたり、経済的価値をもつもの」です。
会社が持っている現金や預金、売上の代金として
まだ受け取っていない売掛金、商品や製品など、
ざっくり「お金になるものや価値のあるもの」と
考えて大丈夫です。
 
□■━━━━━━資産は大きく分けて
    「流動資産」と「固定資産」━━━━━■□
 資産項目は、一般的に「流動資産」と
「固定資産」に分けられます。M&Aの際には、
この区別が特に重要になってきますよ。
1. 流動資産
流動資産とは、1年以内に現金化できる
(あるいは費用として消費される)資産のことです。
☆具体例としては…
・現金・預金:口座にある預金や手元現金など。
・売掛金:売上の代金を後で受け取る権利のこと。
・棚卸資産:いわゆる在庫(商品・製品・
原材料など)。
・有価証券:1年以内に売買などで変動する
短期保有の株式や債券。
M&Aの場面では、この流動資産がどれくらいあるか
によって、「すぐにお金に換えられる資産力が
どの程度か」がわかります。たとえば、ある
中小企業を買収しようとするときに、流動資産が
極端に少ないと「資金繰りが苦しいかもしれない」
とか、「実際のキャッシュがあまり残っていない」
という判断材料になりますよね。もし逆に、
流動資産が潤沢だとしたら、それは「いざと
いうときに使えるキャッシュがある」という
ポジティブな印象に繋がります。
2. 固定資産
固定資産は、1年以上にわたって会社が持って
いる資産のことです。大きく3種類に分かれます。
・有形固定資産:建物、土地、車両、機械設備など、
形があるもの。
・無形固定資産:特許権や商標権、ソフトウェア
など、形がないもの。
・投資その他の資産:長期保有の株式や出資金、
長期貸付金など。
M&Aでは、設備投資の状況や事業の強みを
見極めるときに特に重要です。たとえば
「この企業はユニークな特許を持っている」
場合は、それが買い手企業にとって大きな魅力に
なりますし、逆に老朽化した機械設備ばかりで
更新に大きな投資が必要だとなれば、その分の
コストを見込む必要がありますよね。
 
□■━━━━事例でイメージしよう!━━━━■□
 それでは、ここで少し具体的な事例を出して
イメージしてみましょう!
<事例:老舗のお菓子工房を買収しよう!>
A社は地元で長年愛されるお菓子工房を営んで
います。特徴は「秘伝のレシピ(無形固定資産に
近い存在)」と、地域密着の人気を生み出す店舗
(有形固定資産)を持っていること。ただし、
お店は古く設備も老朽化気味(修繕費がかかりそう!)。
一方、流動資産を見てみると、思ったほど手元の
お金がない…しかしその理由は、ちょうど先月
ショーケースなどの設備を買い替えたために
まとまった支出が出ただけで、毎月の売上代金は
きちんと入ってきているということが判明。
・有形固定資産:店舗建物・製造設備
・無形固定資産:秘伝の製法(特許ではない
けれど大きな強み)
・流動資産:やや少なめだが、売掛金の回収は
定期的にあり、収益力はある
このように、貸借対照表をチェックしてみると、
設備やレシピという「目に見えるor見えない
会社の強み」が分かります。そして、
流動資産が少ない理由も確認すれば納得できる
ことがあるんですね。そうした点を総合的に
判断すると、「買った後すぐに追加投資が
必要だけど、長く支えられるブランド力は
あるから期待できる!」といった具合に、M&Aの
検討が前に進んでいくわけです。
 
□■━━━━━まとめ:貸借対照表の「資産」を
    理解すると見えてくる未来!━━━━━■□
 貸借対照表の資産項目をしっかり理解すると、
・キャッシュフローのイメージ
・設備投資のリスクやメリット
・目に見えない強みの評価
が立体的に分かってきます。M&Aでは、これらを
「将来的な投資の回収見込み」や
「リスクコントロール」に反映させることが
できます。まさに「数値は嘘をつかない」という
言葉のとおり、貸借対照表の資産項目の正しい
理解は、買い手企業・売り手企業双方にとって
安心と納得につながるのです。
現場ではもちろん、細かい会計知識や法務の
チェックが欠かせませんが、まずは
「資産ってこういうものなんだ!」と大きく
つかんでおくことで、あなたのM&Aストーリーが
グッとパワーアップするはず!
 
□■━━━━━━━━最後に━━━━━━━━■□
 会計の知識は時に複雑ですが、「それって
お金に換えるとどんな価値?」と考えながら
見るだけでも、会社の姿がクリアに見えてくる
ものです。
未来のパートナー企業を見つけるために、
資産項目の理解をしっかり押さえておきましょう。
会計を味方につければ、あなたのM&A戦略は
もっとワクワクしたものになるはずですよ!
次回は、負債や純資産の項目にも少し
踏み込んでいければいいなと思っています。
どうぞお楽しみに!
 
以上、貸借対照表の資産項目についての
お話でした。最後まで読んでくださって、本当に
ありがとうございます!
 
それではまた次回、お会いしましょう。
 
□■━━━━━━問い合わせ先━━━━━━━■□
事業承継のお手伝いは!?
税理士法人AtoY
(住所) 〒460-0014
名古屋市中区富士見町7-11
(URL) https://tax-ay.jp/
(TEL) 052-331-0286
(FAX) 052-331-0317
(E-mail) info@tax-ay.jp
*********************
M&Aを学びたい方は
株式会社オプティアスが提供する
“M&A思考®養成講座”
M&A思考養成講座無料オンライン説明会を
開催しています!
無料オンライン説明会申込はこちらから

M&A入門編YouTube
*********************
起業家のためのメールマガジン
メルマガ登録はこちら
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
過去の記事を見たい方は?
起業家にエールをおくる!
起業税務会計経営ナビブログ
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
マーケティング・M&A・創業・新規事業
事業計画策定でお困りの方は
コ-クリエーション合同会社
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
人材育成・伝育の会社
人と人とのコミュニケーションを円滑に!
株式会社ひらく
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
あなたの会社の未来をつくる
経営者のための「知的サポートネットワーク」
中小企業サポートネットワーク
―スモールサンー

 
<<<<<<<あなたに贈る言葉>>>>>>>>
富・成功・勝利・歓喜・幸福・感謝・健康・調和
平和・知恵・繁栄・自由・祝福・尊敬・信念
自信・嬉しい・楽しい・幸せ・大好き・愛してる
ついてる・ありがとう
<<<<<<<<<<<>>>>>>>>>>>