ミュージカル「憂国のモリアーティ」
Op.4-犯人は二人-

無事に全公演終演することができました。
ご来場、応援、など、
本当に沢山ありがとうございました。
私に向けたメッセージなども
TwitterとかインスタDMで届けてくださった方
ありがとうございました!
ちゃんと読んでいました!!

大阪も東京も、
毎日会場に沢山のお客様が足を運んでくださり、
皆さんが想いを伝えようと強くしてくださった
拍手の音や、スタンディングオベーションにも、
本当に感動してしまいました。
初日のOP後の拍手の音の大きさ、
その時の感動はずっと忘れません。

多くの方に愛されている作品だとは
分かっていましたが、その事実を
この目で見て、体の全部で実際に感じることが
できて心から幸せでした。
モリミュに関わることができて本当に本当に
嬉しく、幸せな経験でした。

そうであると分かっていたからこそ、
正直、稽古から本番もずっと
普段感じるのの何倍もの"緊張"という文字が
私の中にはありました。
でも千秋楽までには、舞台上では、その緊張が、
違った力に変化して存在してくれるように
なっていったなと感じています。
そうなれたのは沢山の要素のおかげでした。

まずは、メアリーという役。
ものすごく優しくて、でもしっかりと
奥に芯のある女性でした。
こういう役柄をやるのはほぼ初めてかなぁ。
新たな挑戦でしたが、
私をメアリーにしてくれたのは
結局、周りの人や衣装、そして、セットによる
その場の環境や、お客様だったように思います。

本番が始まってから特に、どんどん

メアリーと一緒になっていく感覚がありました。

すごく不思議なのですが、

舞台の上で出会うそれぞれの人物は

もう、中の人の気配を感じることもなく、

そのキャラクターにしか感じられなく

なっていくほどでした。


でも、ほんとは、もっと早くメアリーに

寄り添ってあげたかったな、

というのが今の本音です。



そして稽古から日々緊張していた
私の緊張をほぐしつつ、
いつも優しく背中を押してくださったのは、
演出の西森さん。
自信を失う私を、温かい言葉選びで
勇気づけてくださいました。
メアリーの知的さは私の中には
あまりない部分だったと思うけれど、
西森さんからもらったあらゆるヒントによって、
推理のシーンも作ることができました。
「遙か6幻燈ロンド」以降、ずっとまたご一緒
したいと願っておりました。
強く願っていれば、続けていれば、
叶うんだと、未来に希望も持てました。
私は決して強い人間ではないけれど、
その弱さも武器に、これからも役者を
続けていきたいと、西森さんとのお話で
今はすごく思っています。


すでに長くなる気配がしているので、
二つに分けると思います。笑
さ、いこう。

役としても、私自身もすごく支えて
頂いた、ジョン役の鎌苅健太さん。


稽古に参加した最初から、話しかけて
くださったり、とにかくコミュニケーションを
沢山とってくださったことが、嬉しかったし
すごく救われました。
その優しさに甘えて、沢山なんでも相談したり、
くだらない話もさせてもらったり、
大先輩なのに、生意気な小娘だったと思います。🙇‍♀️
それでも嫌な顔せず、毎回向き合ってくれて
もうほんとに感謝。
いつも "やりやすいようにやってね、俺はそれに合わせるから" とおっしゃってくださったのが、
心強かったです。
ジョンとホームズさんの歌のシーンが
大好きで、稽古場からいつもあのシーンを
楽しみにしていました。
けんけんさんである意味を端々から感じる
ジョンで、大好きな夫でした。

そして、いつだって隣にいてくれた奏音ちゃん。



何時間も語り合った日もありました。笑
最終日にもらった手紙の言葉を
思い出すだけでも涙が出てきそうなくらい
愛おしい存在。
ハドソンさんの存在が、メアリーにとって
安心できる存在であったように、
私も奏音ちゃんがまさにそんな存在でした。
自由気ままにおしゃべりする私の話を
うんうんと聞いてくれて、日に日に
奏音ちゃんもお話してくれるようになって、
二人での時間は、癒しの時間でした。
人への寄り添い方がほんっとに親切で
柔らかくて、沢山元気をくれました。
こんな優しい人はなかなかいない!笑
奏音ちゃんの中にこっそり広がる無限の
豊かさが、私は大好きです。
また違う作品でも絶対一緒にやりたいな。

対峙するたびに、いろんな感情をくれた
ホームズ役の平野良さん。

心の奥を見透かされているようで、

少し怖かったり、認めてもらえてホッとしたり、

だけど財宝にたどり着くために事件に立ち向かう

強さをくれたり。

最後まで、ホームズさんの手のひらの上、

だったようにも思いますが、

「めんどくせぇ」って言われれば言われるだけ、

試されれば試されるだけ、

メアリーと私が二人で一人になって

強くなっていく感覚があって、

ホームズさんと、良さんがくださった

刺激によって生まれたものが沢山あったから、

私一人では作れなかったなと、

すごく感謝しています。

舞台の上で、生で人とお芝居をするって

こういうことなんだ、ってすごく毎日
感じていました。
人のためにどれだけのことができるか
なんだなと思いました。
私もあんな風に、豊かな役者になりたいと、
憧れる存在の大先輩がまた一人増えました。


長い、、、、ごめんなさい、、、笑

衣装さんがお帽子と手袋に至るまでの
全てを用意してくださり、着るだけで
メアリーになれる戦闘服を用意してくださり、
演出部さんが、財宝の箱が入る大きさに
新しく縫ったバックを用意してくださり、
バックや財宝の箱にまで思い出がいっぱいです。
担当してくださった、
ヘアメイクさんとは、ホスミュから一緒で、
ずーーーっとお世話になりました😭
ウィッグをつけてもらうだけではない、
安心感をくださって、
私がイヤリングが見つからないと探していた時は、
稽古着のパーカーじゃない?と、ほんとに在処を
当ててしまうくらい、私のことを
分かってくださっていました。笑

メアリーになれたのは
沢山の方のサポートゆえです。
感謝でいっぱい。

え、ほんとにごめんなさい
長すぎ??笑
また明日続きは書きますね。

今日は、ひとまず特に沢山お世話になった、
私を舞台の上でメアリーとして存在させてくれた、
方々のお話でした。

また明日は
他のキャストさんや、モリミュの素晴らしさを
語らせてください。笑


p.t
全然関係ないけど、
久しぶりの"山内優花の時間" は
めっちゃゲームして最高に楽しかったです。