ただいま。

日本に帰ってきました。
改めて、
乃木坂46版ミュージカル
「美少女戦士セーラームーン2019」
全10公演、応援してくださった皆様
本当にありがとうございました。

台風で、3公演無くなってしまい、
見にこられなかった方も
いらっしゃったと思います。
自然のことで仕方のないことでは
ありますが、私たちも悔しかったですし、
皆さんに対しても
申し訳ない気持ちでいっぱいでした。

それがあって、上海のチケットを
取ったよと教えてくださった方もいて、
本当に驚きと、心からの感謝です。

人生で初めての海外公演でした。
上海という地で、日本で生まれた作品を
日本から飛び出して、より多くの人に
届けることが出来て
ほんとに嬉しかったですし、
いろんな方々がいろんな理由で
上海公演も見にきてくださっていました、
その中でもやっぱり
"乃木坂46版"ということの意味は
とても強く感じました。
セーラームーンという最高の作品と
乃木坂46さんという掛け合わせ、
演出ウォーリーさん、
もちろん他のキャストもそうですが、
全てのピースがうまくハマっていたと
思います。



続投組は、2年間同じ役を
生きることができました。
大阪なる、という役を
やらせて頂けたこと、心からの
感謝です。
そう多くはないセリフのなかで
しっかり物語をつくろうと
最後の1公演まで、毎公演集中して
微妙な変化でも、一番伝わるものを
探し続けました。
頭を抱え続けた時間が、
ほんっっとうに楽しかったです。


この作品に出会うまで、
あらゆるオーディションに何度も落ちて、
なかなか前に進まない道に
足踏み仕掛けていたり、
いろんなことに悩んでいたとき、
別のオーディションがきっかけで
この乃木坂46版セラミュに出ることが
決まりました。


何度も言いますが、
憧れたセラミュの世界で、
夢の場所でした。
キラキラ輝くステージを前からではなく
そのステージから、そして袖から
見る日が来るなんて思ってもいなかった。
それが、憧れで止まらなかったのは
この作品やアイドルが私にくれた
前に進む力のおかげ。


信じる力と、信じ合う力の偉大さ。
それから奇跡だったり運命だったり、
現実とは少し離れた世界のことのようでもある
そういうパワーが、今を生きる私たちの
日常を支えてくれて、
折れそうになる心を幾度となく
強くしてくれた作品。


戦士ではなく、大阪なるとして
生きられたからこそ、今まで以上に
憧れは強くなったし、
私は「人生における戦士になるべく」
これからもなるちゃんとして、
山内優花として戦える気がします。


乃木坂46さんと一緒だったということは、
今の私の人生を見ると、
本当に大きな"きっかけ"だと思います。
これまた"憧れ"だったアイドルに
"ならなかった"私が、この作品で
アイドルの皆さんと一緒に物づくりが
できたこと、ほんとに嬉しかったです。


この2年、この作品を通して
得たものが多すぎました。
物語から、演出家さん含めスタッフさん方から、
キャストの皆さんから、劇場から、土地から。

落ち着いて整理しながら
早くそれを生かして進んで行かなくては
と思っています!

カンパニーのみんなと
上海公演に行って、向こうで約1週間くらい
過ごして、これまで以上に仲も
深まったし、今まで見なかったみんなの
いろんな顔が見れました。
その時間も尊すぎて
たまらなかったです。


セーラームーンの世界に生きていたからか、
そこに映るのはみんな
女性ではなく、"女の子"だったのですが、

1週間、言葉も通じない土地で
微妙な体調の変化もありながら、
強く、時には強いふりをしたり
しながら過ごすみんなの姿が
愛おしかった、
そうして、いい意味で[女の子が頑張る]
ということが、上海でもそうだし、
全体として、作品とも重なって
より感動したシーンも、多々ありました。


自由行動の日だったり、
食事とか、選ぶ行動とか、
それぞれがいつも以上に
自分の意思を持って行動しているのも、
面白かったんです!^^
そういうことはまたキャストのことに
ついて触れた時にでも。


ひとまず今日のブログは全体的な
まとめになっているのですが、


今回は、前回以上になるぐりの
シーンも色々試行錯誤して
物語を積み上げることを意識しました。
うさぎとの3人のシーンが平和の象徴になり、
2人の中学生らしい恋物語が
日常を描いたり、他の恋物語との対比に
なっていくことを頭に置いていました。
物語に緊張と緩和を生むのは
なるぐりの存在だと思っていたので、
そこを表現できていたら嬉しいな、、

最後まで全員がそうして考えて
チャレンジし続けたのは
ウォーリーさんのおかげです。
一緒に遊び心を持って
提案してくださったり、
少しの変化も捉えてくださって
私的には、
作ることとか、考えることを
今までと少し違う形で楽しむことが
できて、稽古も本番も
最初っから最後まで学びでした。

ウォーリーさんが誰よりも
作品をキラキラした目で見ていて
その姿を見て、いつまでも
楽しむ心とか興奮する感覚は
なくさず、素直な気持ちで取り組みたいと
思いました、それがいろんな壁を超えた
作品を作る大事なポイントなんだと
思いました。
あーーほんっっっとに楽しかった!!


まだまだ書き続けてしまいそうなので、
今日はひとまずここまでにします。


ご来場くださった皆様、
応援してくださった皆様、
プレゼントお手紙も
本当にありがとうございました!!


乃木坂46版セラミュ、
この絆は永遠に。



p.t
キャストのことは明日かな?!