おすすめ本紹介『言語表現の名手20人から学ぶ ことばの魔法』
山内図書館「スタッフおすすめの本」です。
ティーンズのみなさんにおすすめの一冊を紹介しています。
今回はこちら!
『言語表現の名手20人から学ぶ ことばの魔法』
著者 田丸雅智
協力/監修 株式会社FM愛媛
出版 KADOKAWA
「ことばの魔法」っていったい何でしょう。
ことばは、コミュニケーション、自分をかざるもの、心に秘めておきたいもの、いろいろ思い浮かびます。
ことばを紡ぐお仕事をしている=言語表現の職業に就く人々は、ことばをどのようにとらえているのか、
作家の田丸雅智さんが聞き役になり、対談という形でそれぞれお話されています。
元々は「FM愛媛 “まじめな”コトバプロジェクト コトバノまほう」のラジオから生まれたというこの本。
「ことば」「コトバ」「言葉」「WORD」同じ意味に思えるけれど、
この本に出てくる声優、朗読家、作家、プロジェクトディレクター、俳人、
まだまだたくさん出てくる方たちの、お一人おひとりのことばに対する考え方が文字に起こされて、
興味深く読めました。俳人・作家のせきしろさんが「歌詞に注目してしまう」理由を話されていて、
わたしも音楽を聞くとき、とくに歌詞がストーリーになっているもの、
テレビで歌詞の部分のみを目で追ってしまうの理由が、言葉にされると納得できました。
自分と似たような感覚を見つけたり、新しい発見があったり、ことばの面白さを感じる1冊でした。
