献本で頂いた本『ボクの針は痛くない』を読了しました。
本書は、著者がハリネズミのノエルに自分自身を重ねて書いたフォトエッセイ。
全ページにハリネズミ写真が満載で
ハリネズミ好きの自分としては大満足の1冊でした。
個人的に特に気に入っているのはノエルがたわしの中に紛れ込んでいる写真で、これが本当にインテリアの一部みたいで面白い。
他にも「部屋の隅で丸くなっている写真」は本当にすべてをシャットアウトという感じで、ハリネズミの防御力の高さを感じました。
ただ本書を読むと普通に撫でられていたりもするので、基本的にはハリネズミの針ってそんなに痛くないのかなとも思いました。
ハリネズミ(ヤマアラシ)のジレンマとかいう言葉もありますが、実は結構近寄れるんだなというのを知りました。
ストーリーとしても、自分のトゲが人を傷つけるのではないかと思っていた著者(ノエル)が家族に出会って、自分の針は痛くなくて、自分自身を知るためにそして世界との距離を知るために必要だったと前向きにとらえることができたという話で、悩んでいるときに読むと心が軽くなります。
自分が絶対的なトゲだと思っていることも、実際にはそんなに大げさなことじゃない。
ハリネズミを通してそれを感じさせてくれる1冊でした。
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