以前こんなこと書いたのですが↓

 

 

腱鞘炎中にまたぞろネット漁ってたら出会ってしまいました…

まあ Les Paul(Gibson Heritage Series Standard 80)が昔メインギターだったので思い入れはあるんですが、如何せん良いものはまず手が出ない。

 

 

そんなこんなで Gibson はコスパ的にどうかと僕は思ってるんで Tokai や Fujigen のを探してたんですよ。上のブログで書いた LS-160 や NCLS あたり。できれば突板じゃないやつ。

あとチェンバー構造じゃないやつ。チェンバー構造って長い年月でどうなるのかはまだ知見ないですからね。


1980年代のいわゆるジャパビンは高くなりすぎちゃってるんでマニアさんにお任せして、だいたい1990年代後半から2020年くらいまでのやつが狙い目と思ってます。

なぜならこの時期でもそれなりの素材できちんと作られてるのに相場的にそんなに上がってないからです。

これは Tokai のマーケ部門の問題と思うけど、型番からグレードが分かりづらいんですよ…

例えば 2010年の Premium Series の LS160 って今の LS214 とグレードは全く同じ2Pソリッドメイプルトップに1Pマホガニーバック、1Pマホガニーネック、ディープ・ジョイント、薄いポリ塗装の上にトップラッカー仕上げ、CTSポット、オレンジドロップ、ビンテージライクのインレイ等々、マテリアルは同一なんです。

単に値段が上がっただけなのに型番変えちゃうから分かりづらい。

 

2010年 16万円

 

2024年 21万4千円(14年で33.75%値上がり)

 

むしろ LS160 の時の方が良い材料だった可能性もあるんですが、知らない人は型番だけみて「あ、グレード下なんだ」と思っちゃいますよね。


2021年までは大体年2.25%くらいのインフレ見込んだ値段設定になってて2年おきに1万値上がりするくらいのペースだったのが、2021年以降は突然年3%強のペースで値上げしちゃってるんでビビります。まあ若い人が30年とか持つなら新品買うのも十分ありでしょうけど。

多分今後はもう木材の入手が難しいのと人件費がさらに上がるんで、いずれにしろもう今の値段感では作れないだろうと。

そんなこんなでたまに見てはいたんだけどなかなか値段との折り合いがつかず、というか PE-800 があるんでもう Les Paul を欲しくもなくなってたんですけどね…

 

メンテしてからお披露目します。