昨日 Mavis のネックPUの磁石をアルニコ、フェライト、ネオジムに変えてテストしてみました。
底部のバー磁石の交換だけですのでPU本体は全く同じなため、音の違いがあるとすればそれは磁石が音に影響したと考えて良いはずです。
個人的印象では
音の違いありました
これ録音したやつで違いわかるかどうか微妙なんで聴き比べて欲しいのですが、僕的にははっきり違って聞こえました。
以下の設定は全て同じにして実験しました:
・弦とPUの距離3mm
・ボリューム・トーンはフルテン
・アンプ(MG-400ライン直)で同じIR設定
あと録音側(GarageBand)のI/Oゲインも同じ設定なので実際に聞こえてる音量差=PUのゲイン差と考えて良いです。
個人的にはフェライトが圧倒的に良い印象でした。まじかって感じですけど。
3つの磁石の中では一番レンジが広くかつエアー感があるんですよね。あとピッキングで歪みコントロールできるんで、僕的には非常に好ましい。
ただ必要以上に歪んじゃうんでその辺はゲインのダウンチューニングが必要かな。
あるいはハイパスフィルター付けてボリューム絞れば良いのかも。したらポットは良いやつ入れたほうがいいね。
アルニコのバー磁石はハム用のを厚切りした詐欺のような製品だったのであくまでも参考程度ですが、先日書いたように
倍音がカットされちゃって、ただPUを弦から遠ざけただけと同じような音になってました。
クリーンだとすごく良い音に聞こえるんですけど、出力弱過ぎてピッキングで歪ませたりは難しいです。
なにしろ 4.7mT ですからね…
ネオジムは出力と音質はほぼフェライトと同じでしたが、なぜかエアー感がなくなりました。これは面白いです。
ハードロックやメタルのリードには合うんじゃないかな。なんて思いましたね。かなりグイグイ前面に来る感じで。聴きようによっちゃうるさい。
テストしたのはこれです↓
サイズ的にシングルPUにギリ合います。少し短いかもだけど、そんなに影響ないと思います。
各磁石のPPてっぺんでのガウス値は
アルニコ:4.5〜4.7mT(低過ぎ)
フェライト:46〜47mT
ネオジム:45〜48mT
ネオジムで数値に幅があるのは長さがちょっと足りてないからかもです↓
※マスキングテープで仮止めしてるのがネオジム
1弦が低かったです。1弦以外は47〜48mTでした。
と、まあ、なかなか面白い結果でした。
ちなみにこの表で述べられてるように↓
セラミック(フェライト)磁石は高音域のレンジの広さが特徴というのが出た感じですね。プラスエアー感。
一応アルニコ5のPPも買ってあるんで、次はこちらにして比較してみます↓
フェライトがついてるPUは経験的に高出力でホット過ぎ(歪み過ぎ)というイメージがあって避けてたんだけど、もしかしたら巻き数減らしてやればすごく良い感じになるんじゃないかな。
その辺も実験してみたいです。