前回ナット付け直したら低すぎて1Fでビビりが出て、ナット注文したとこまで書きました。

 

 

で、ナットは先日来てたんだけど、やる気が起きず。今日重い腰を上げました。

これです。

 

 

Les Paul系のナットらしいですけど、もともと付いてたのと幅と厚みはほぼ同じでした。

ただ高すぎる… (値段じゃないですよ)

高さが9.3mmなんだけど、もともと付いてたのが7.4mm。

それが低すぎるってんで7.8mmくらいまで削るとして、おおよそ1.5mm削らにゃならん。

 

前回ナット交換DIYやったとき、この削る作業で精度出すのが大変でした。

 

 

とにかく平面出すのが難しい。

そもそもナット自体持ちづらいですからね。変な持ち方や力の入れ方すると面が斜めになっちゃったりします。

前回テキトーにやりすぎてガチャガチャなナットになってしまった反省から、今回は確認用のツール作るとこから入りました。

こんな感じ。

 

 

ハンズで買ってきた端材を接着しただけですけど。

カッターシートに紙やすりをマスキングテープで貼っつけて作業です。

 

 

上が#400、下が#80です。

で、こんな感じで少し削ってはノギスでサイズ確認&これに当てて確認しつつやりました。

 

 

一通りできたぽいのでギターに当ててみたら、なんか少し合わない。

どうもですね、ヘッドに向かって少し傾斜してるぽい。ということでもう少し削ります。

ただ、斜めにするのも難易度高い…

指板側を少し低くするんだけど漫然とやってると底面が微妙にV字というか凸になっちゃうのよ。

ここは力を入れず、焦らず少しづつ削っていきました。

あんまりやりずぎると取り返しがつかないので、3、4回削ったら確認、みたいなペースです。

 

こんな感じでなんとか合ったので接着です。

 

 

接着も難しい。瞬間接着剤なんで置いたら速攻くっ付いちゃうんでズレは許されません。

つか、それで1回失敗して接着剤剥がしからやり直しました…

で、考えたんだけど、ナット側に接着剤付けるんじゃなくてギター側につけて、ナットを指で挟んで持ち指板の幅を確認しつつ、スッと上から差し込む感じで付けるのがいいんじゃないかと。

それで上手くいきました。

 

 

最後の写真で下側に隙間があるように見えますが陰です。

実はナットが少し厚いみたいなんです。

ナットから先、ヘッド側が急に斜めになっててそこが影になってます。

最初についてたのよりは少し薄いんですけどね。

もしかしたらオリジナルは結構薄いナットだったんじゃないかな。

 

とりあえずビビりは解消されました。

3F目押さえて1Fと弦の隙間がハガキ1枚程度が良いとリペアマンさんのブログに書いてあったのですが、だいたいそんな感じの仕上がりになってました。

存外に上手くできて、なんか自信つきました。

 

さて、これでこいつのメンテは終わりです。

週末弾いてみます〜