ボンジ山の思い出…16年前 | 山々と花々

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登山歴31年になります。加齢によりハイキングと城址巡りが主体になってきました。

2008.5.24(16年前)  旧春野町の奥の奥の山、京丸山の西に位置するボンジ(梵字)山へ行った。

 ところで、この山へ行こうと思った動機は、実は、

 この本の影響である。↓

2000年発行の「永野敏夫・正子」夫妻の共著によるもので、永野敏夫さんという方は、南アルプス深南部のあらゆるところを歩き尽くしてきた方で、殆ど登山道が無いようなヤブや笹の生い茂る人里から遠く離れた所ばかりを歩いてきた方です。

 

この本の、「梵字山~京丸山」(330ページ~)にこういう記載がある。

…群生するミヤマムラサキとシロヤシオにすっかり堪能した。ところがそのくらいでは済まなかった。行く手の左側の斜面がシロヤシオの純林で埋め尽くされている。この圧巻は見応えがあった。混生するミヤマムラサキと共に純林帯は歓喜のエネルギーが切れそうになっても尚しばらく続いた。

 

 この記述の場所に行きたくて、まずはこの辺りの地理を知りたくて、梵字山から初めたという訳です。

翌年はボンジ山から稜線を北上して灰縄山、そして東側へ廻って京丸山の裏側へ出るという周回コースを歩いた。その後も何回かこのコースを歩いたが、結局、前述のミヤマムラサキとシロヤシオの饗宴の場面には出会わなかったが、それでも、シロヤシオの群落や、灰縄分岐付近のブナとシロヤシオ林の静寂の森は堪能できたのでした。

 

 また、おいおいそのことをアップしていきたいと思っています。

 

↓ 今回はボンジ山のみで引きかえした。

↓ギンリョウソウ…

 

 

 

 

↓シロヤシオはこの程度だった

 

 

 

↓ ブナの根っこが始祖鳥の足(爪)のように見えます。