自己評価カードとは? | とある教員の生活記録

とある教員の生活記録

学校で実践した内容を書き連ねていくブログです。

1,自己評価カードの始まり

 

初めは、生徒が学習内容を振り返るためのツールとして活用し始めました。

このような形で、単元名、単元を貫く課題を教師側で設定し、その課題を解決するための授業を展開するといった流れです。最後の授業のラスト10分間で単元を貫く学習課題への解と題して、単元の総まとめを実施するといった形をとっていました。

 

2,当初の欠点

 

このように1学期と2学期については運用をしていたが、ひとつ欠点が見えてきた。この自己評価カードだと、次の学習に向けての頑張りを評価してあげることができないのではないかと。

生徒の中には、学習した内容を別のノートにまとめたり、ワークを進めていたりしている子も数名いた。しかし、それを毎回”確実に”評価してあげることができていなかった。

 

3,リニューアル

リニューアルした点は以下のとおりである。

① 単元を貫く学習課題を選択制にした

    理由:選択制にすることで苦手な生徒でもクリアできる課題にす

        ることができると考えた。

    課題:果たしてこれで全体の授業が同じ方向に向いてくれるの

        かが心配。やってみてから考える。

② 単元を貫く学習課題への解の廃止

    理由:内容を評価していて生徒が単元を貫く学習課題に対して

        正対していない内容を書くことがほとんどであったから。

    課題:単元を貫く学習課題について生徒がどのような結論を導き

        出したのかを評価する方法を模索する必要がある。

 

これに伴って授業プリントの内容も変更しているが、それはまた別の機会にまとめたいと思う。

 

3,効果

3学期から新たに運用を始めた自己評価カードだが、生徒が取り組んでいる様子を見ている限りでは、1,2学期よりも自らの考えをまとめるようになったと感じている。これはあくまでも私の主観であるから、生徒アンケートや評価物を見て、今後につなげていきたいと思う。また、3学期終わりにこれについて再度まとめたいと思う。

 

4,おわりに

今現在1学年の副担任を担当している。周りの先生方からは副担任だからこのように丁寧にできるんだというお言葉をいただくことがある。それはごもっともかもしれない。しかし、私個人が個人的に社会科という呪文を聞いて、穴埋め形式のプリントをこなすようなイメージがある授業に対して、生徒がどのように主体的・対話的で深い学びを実現していくのかに興味がある。その手助けになればと思いあくまで”勝手に”やっていることだから、周りからとやかく言われたくないというのが本心である。だからこんなところにつらつら書いているんだけどね・・・

 

長々と書いてしまい申し訳ない。これで失礼します。

 

もし活用する人がいましたら、どうぞご活用ください。

その時はコメントしてくれると私は大変喜びます。もちろんコメントしないで使ってもらって結構です!

お互い助け合いましょう。