【マドモアゼル・愛 】冷静さによって発見できる意識としての自分 | へっぴりごし

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井戸端談義のネタにでも

誤字脱字が多いのは、年のせいにします。w

【マドモアゼル・愛 】

 

人には肉体としての自分、精神の自分があります。肉体だけが自分だと思うと、暑い、寒い、腹ペコ、不調、病気などに、ダイレクトな反応を示してしまいます。

精神の自分の範囲は肉体以上にさらに広がりを見せます。うれしい、悲しい、怒り、憎しみ、愛情、失意、執着など、様々な精神活動を生むことになります。

肉体も精神も確かに自分自身ではあるでしょうが、そこから来る思いや感情を爆発させるか、小出しにするかで、まったく異なる次元へ私たちを運ぶことになります。

占星術では、火星と冥王星が同じ場所にある生まれの人は、激情家であると言われます。実際にはおとなしい人が多いのですが、激情によって身を亡ぼす可能性が高いと考えるわけです。そして、そうした危機から抜け出す方法は、エネルギーを小出しにする、となります。

激情を抑えすぎれば、病気になったり精神に異常を来たすようなことになりますが、激情を激情のままではなく、小出しにすることで過剰エネルギーが生み出す危機を抑えられると教えるわけです。

これは先に述べた、過剰となりやすい肉体意識、さらに過剰となりやすい精神にも当てはまります。これを爆発させるのではなく、小出しにすると良いと考えるのです。

すると大体のことはうまく行きます。うまく行けば精神がそれなりに落ち着きます。そうなれば肉体の問題もやがて嘘のように解消に向かいます。なぜなら、肉体を支配するのは精神であり、その精神がもたらす感情や刺激を小出しにすることで、貯めることもなく破壊することもなくなるからです。

さらに重要なのは、肉体からの要望を小出しにし、精神からの要望を小出しにし、冷静に自分自身に対応できるということは、自分が肉体でも精神でもない、意識としての存在であることを発見するからです

常に冷静でいることの重要性がそこにあります。我慢して冷静を装うのではなく、自身を振り回すほどの強い肉体衝動、精神衝動を、常に小出しにしていくことで、意識としての自分が育っていきます。本当の自分は肉体でも精神でもなく、意識であることがわかっていきます。

これ以上の開運はありませんので、常に冷静でいることの重要性を、私たちは人生のテーマとして捉えることができると思います。

決して我慢ではなく、言いたいこと、思っていること、肉体の希望を重視していいのです。ただ冷静に小出しにしていく自分がいるかどうか。小出しにしていく冷静さの奥に、意識としての自分を私達は比較的簡単に発見できるようになっていると思います。