皆さん、こんにちは。
川島大和です。
私は指圧師として
日々、多くの患者様に接していますが、
よく人から
「川島先生、経絡って何ですか？」
と聞かれることがあります。
人によっていろいろな解釈や説明がありますが、
私がかつて養成校で学んだ経絡もあれば、
経絡指圧の増永静人先生
による経絡もあります。
どちらかが正しいとか優れているとか有効だとか
という議論をするつもりは全くありません。
ただいわゆる
学校教育で教えられている経絡と
増永先生の経絡は
同じ経絡ではありますが、
ちょっとニュアンスというかイメージというか
違っているように思えてなりません。
以下、あくまで私個人の見解として書かせていただきます。
私が学校で教わった経絡は、
点（ツボ）と点（ツボ）が結ばれていて
全身をめぐっています。
ＷＨＯにより国際基準として
正式に認められています。
出典：wikipedia
経絡と経穴（ツボ）は
よく「鉄道路線図」に喩えられます。
出典：wikipedia
経絡という「線路」が全身をめぐり、
経穴（ツボ）という「駅」が点在する。
わかりやすい喩えだと思います。
どこかの駅で事故があれば、
近隣の駅（ツボ）に人を誘導したり、
別の路線（経絡）を利用するように促したり、
経絡とツボを使った治療は
まさに鉄道路線のようですね。
その一方で
増永先生による経絡は
鉄道路線の喩えには合わないように思います。
経絡指圧の経絡は、
点（ツボ）と点（ツボ）を結んでいる流れではなく、
全身をめぐる
川の流れ
のようなものです。
川には水源があり、
川は上流から下流へと流れ・・・
やがて海にたどり着きます。
海の水は、
太陽により温められ、
水蒸気となり、上空に上がると
やがて雨になり、
大地に降り注ぐ・・・
この循環は自然の営みであり、
経絡もまた人の体に起こっている自然現象
とも言えるような気がします。
川の流れが穏やかであれば良いのですが、
大雨で川が氾濫したら・・・
体の不調や病気は、
まさにこんな状態ではないでしょうか？
だから流れが乱れている川に対し、
何らかの対応をするわけです。
これが経絡治療と言えると思います。
ＷＨＯの経絡による指圧ならば、
言わば、
点（Point）による「ポイント・指圧」
であるだろうし、
増永先生の経絡指圧ならば、
線(Line)による「ライン・指圧」
と言えるかもしれませんね。
繰り返しになりますが、
どちらかが良いとか有効とかではなく、
どちらを施術やケアに使うか
です。
もちろんこの二つの
併用
もありうると思います。
点の経絡であれ、
線の経絡であれ、
どちらも流れやつながりがあり、
関係性や連動性から
アプローチしていきます。
電車による旅のような治療、養生法
舟に乗って川を下る旅のような治療、養生法
どうぞお好きな旅をお楽しみ下さい。
健康という目的地に行くルートは
電車を使おうが、舟を使おうが
あなたのお好み次第です（笑）
もちろん電車と舟の両方を使って
旅をしても良いですよ♪
それでは、今日はこの辺で。
ありがとうございます。
＜川島先生の施術＞
埼玉県越谷市
古民家総合施設「はかり屋」
創作指圧
奏間（SOMA)
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です。
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皆様とお会いできるのを
楽しみにしております。
