四足動物のバイオミメティクス「指圧の身体奏法」 | 身体を奏でる♪「身体奏法」

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楽器のように体を使う「術」 安全で、快適な動きを育む♪

皆さん、こんにちは。
川島大和です。
今日は良い天気で、外に出ると
緑濃い木々をはじめ
昆虫たちや動物たちの姿をたくさん見かけました。
動物や昆虫などの動きを観ていると
自然界の動きには無理や無駄がなく
とても美しいとしみじみ思います。
今回は、自然界の動きからインスパイアされたことを
書かせていただきます。

マットや布団で指圧をするときは
四つん這いの体勢になります。




私たちは日頃、二本の脚で地面に垂直に立っているため
四つん這いのような水平面になると
動きづらいかもしれません。
赤ちゃんの時は、ハイハイをして
四つん這いの動きがスムーズですが、





大きくなって、手足が長くなると四つん這いが難しくなってきます。
そこで
バイオミメティクスを動きにおいて活用します。
四足歩行の動物の動きを模倣することで
四つん這いの動きを快適にし、
指圧の際の体の使い方を改善したいと思います。


*Biomimetics:バイオミメティクス(生物模倣技術)
 生物の形態や構造、機能を模倣(マネ)して
 ものづくりに応用すること


チーターが座っている体勢
獲物が来たら、すぐに疾走できる状態です。



相手を指圧する直前の体勢。
チーターの動きを模倣して
首の余分な緊張を取り、脊椎本来の長さを保ったまま
すぐに動ける状態にします。





ゴリラの四つん這いの体勢。
どっしりと安定した状態で
見た目にも楽そうです。



ゴリラのように楽な四つん這いの体勢で

首が自由に動き
背中が広く、長い状態をキープしています。

そのまま相手に拇指を当てていけば、
全身で快適に指圧できると思います。





バイオミメティクスは、物(モノ)づくりだけでなく、
体の使い方にも活用できると思います。
指圧のような手技療法の指導においては
まさにバイオミメティクスの発想は有効なはずです。
私も技術指導において
者(もの)づくりに応用しています。

他にも例えば
ヨガの木のポーズやネコのポーズ
動きのバイオミメティクスだと私は思っています。


















迷った時は自然に聴いてみる。
うまくいかないときは、
どうすれば自然の理に適うのか考えてみる。
自然体というものは
そうやって育まれてくるのではないでしょうか?
動きのバイオミメティクス
皆さんも身近な自然に語りかけてみて下さい。
そして自然の動きを育んで下さい。



それでは、今日はこの辺で。
ありがとうございます。