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筑後の四代目畳屋、波動畳職人、

近本秀明です。




新畳を作る時に、畳床と畳表の間に防虫加工紙


を巻き込んで作っています。



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もう、二十数年前からではありますが値段に


よっては、防虫加工を施した紙を巻き込みます。


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最近の住宅は気密性が高く梅雨時はカビが発生


したり、ダニの心配があります。



現在は、パルプを圧縮したボードを畳床に


使います。



この場合はダニの心配はありませんが足触りが


硬く、私は畳らしく感じないので出来るだけ藁を


使います。



今は発泡スチロールを藁ではさんだ畳床をよく


使います。



ですから、防虫加工紙を巻き込んで、ダニなど


の予防とするのです。


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そして最後に畳の裏に、どの部屋のどこに、


この畳は敷くのかを書きます。


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この畳は、次の間の10畳の部屋で北東の角に


敷く様になっています。



畳は一枚、一枚微妙に大きさが違うので、その


部屋のその場所にしか敷くこができません。



全く同じ様に見えて、それぞれの役割りが


あります。



まるで、私たち一人、一人の人間も役割が


ある様に。