ご訪問頂きありがとうございます。


筑後の四代目畳屋、波動畳職人、

近本秀明です。






今日は、新築の畳の部屋の寸法を取りに


来ています。



ところで皆さん畳の大きさって一枚一枚違うと


いうことをご存知ですか?



そうなんです、同じ部屋の中でも一枚一枚の大きさ


は違います。



そして畳の向きとその部屋のどこに敷くかも


決まっています。



この畳は、この部屋のこの場所にこの方向で


敷くというようにです。



場所が合っていても方向が違えば敷くことが


できないのです。



畳は同じように見えて一枚一枚そこにしか敷くこと


ができません。




その場所のために一枚一枚作られています。



私たち人もこの場所にこの時代に何かをする


役割と個性を持って生まれてきたのかな~と


思います。





 昔は、部屋の四辺を測り、両方の対角線を測って


差を計算して数字を割り振って寸法を取って


いました




ものすごくめんどくさかったんです。

photo:01




今はレーザー光線を直角に出す機械があります。

それを部屋の中央部に置き寸法を取ります。


photo:03




レーザー光線が部屋の中に十文字に照射されます。


photo:02





尺で寸法を測ります。


寸法と言うくらいですから、m、cm


ではありません。


6尺1寸4分と言えば、186cmです。


1尺が30cm3mmです。


畳の職業訓練校に行きだしたころは、

何尺何寸何分と言われてもちんぷんかんぷん


でしたが、今は、何m何cmと言われても、逆に


何尺何寸に直さないとピンと来なくなっています。



不思議なものです。