筑後の四代目畳屋、波動畳職人、

                     近本秀明です。


 今日、12月23日は天皇誕生日です。


日本国憲法第一条に、天皇は、日本国の象徴であり日本国民統合の象徴であって、


この地位は、主権の存する日本国民の総意に基ずく。


と、日本国憲法の先頭に置かれています。



この章は日本独特の章です。


天皇を君主であると解釈したとして、このように君主について憲法で


規定している国は日本以外に見あたりません。


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世界の王室と国民との絆を考えてみるとき、たとえばイタリア王室では、


第二次世界大戦でイタリアが敗北し、連合国の占領を受けたときに、



王制廃止の是非を問う国民投票を経て、圧倒的多数の支持を受けて



王室は廃止されてしまいました。


イタリア国民はイタリア国王を恨んでいたようです。



欧州ではしばしば民衆が王朝を打倒することがあったようです。


一歩間違えば民衆は敵になるのです。



そして、日本でも敗戦後占領当初、連合国は、日本国民は天皇を恨んでいると考え、



皇室を廃止する方針を立てていました。



ところが、九割以上の国民が引き続き天皇を大切にしていきたいと答えたといいます。


その後、昭和天皇の全国巡幸が行れ、天皇と国民の絆はさらに強いものとなったようです。


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 終戦後、昭和天皇がマッカーサー元帥とお会いになった際に「この戦争の責任は、



すべて自分にある。自分の命はどうなっても構わない。一億の民を飢えさせないでほし


い。」



と言われたことはよく知られています。


マッカーサー元帥は恐らく天皇は命乞いをしに来ると思っていたでしょう。


しかし、昭和天皇はマッカーサー元帥の全く想像していなかったことを言われたのでした。



世界の歴史のなかでかつてこのような君主がいたでしょうか。


自分を犠牲にしても国民を思い。


「国民の幸せが自分の幸せ」と言う考えを表面的ではなく、本心から思って


いらっしゃらなければ、このようなお言葉は発せられることはなかったと思います。



ある本に、人は「我」を無くす修行の為にこの世に生まれてくる。



と書かれてありました。


今の世の中、自分を含め、「我」 エゴ のかたまりだらけのように思われます。



そんななかで、


天皇は自分ではなく、先ず一番に、いつ、如何なるときも、国民のことを思っておられる



という事がわかれば、我々国民は、こういう素晴らしい国に生まれたんだとそして、



素晴らしい民族なんだと胸をはって、やるべきことをやって生きていきたいものだと



思います。





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