その由来は2つあります。
1つは日本映画界の造語であるという説。もう1つはラジオの「ゴールデンタイム」からきたという説です。
「日本映画界造語」説は、1951年に現在のゴールデンウィークにあたる期間に上映された映画「自由学校」が、正月やお盆時期よりヒットしたのを期に、より多くの人に映画を見てもらおうということで作られた造語だったということです。
もう1つの「ゴールデンタイム」説は、大型連休の期間が最もラジオの聴取率の高い時間帯だったため「黄金週間」といわれていましたが、インパクトに欠けることから「ゴールデンウィーク」になったという説です。
どちらの説もはっきりとした確証はなく、はっきりとした由来は分かっていません。
また、以前は休日が飛び飛びになることが多かったことから「飛び石連休」という言い方がなされていましたが、1985年の祝日法の改正で5月4日が休日になってからというもの、あまりこのようには言わなくなったようです。
日本では、ゴールデンウィーク・お盆・お正月以外に「まとめて休む」ということが難しい社会です。
ヨーロッパ諸国やオーストラリアの休日は年間で約10日程度しかありませんが、有給休暇が日本の約2~3倍もあり、それらを個人のタイミングでとるため、休暇だからと言って交通渋滞などは起こりにくいそうです。
更に病気や怪我以外に「遊び」という理由で休暇を取る事は、当たり前で、1年間の有給は全て年内に消費します。
日本のように、たまの連休で出かけても交通渋滞や人ごみばかりだと、休んだ気がしませんね。