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マリモは、アオミソウ科に分類される淡水性の緑藻の1種です。

光合成によって生長する植物の仲間で、エサをとったり自分で移動したりといった動物的な行動をとることはありません。

大きな緑の球体に見えるのは、じつは太さ0.05~0.1mm、長さ0.5~3.5cmほどの小さな藻の集まりとなっています。

1つ1つの個体は濃緑色の糸状体で、もともと小石や岩にくっついていたものが何かのきっかけにちぎれ、互いに絡み合ってひとまとまりになったものです。 

日本では、北海道や青森県などの寒冷地を中心に分布し、光の届く水深2~3mほどの浅い湖底に生息します。

なかでも、阿寒湖の北側チュウルイ湾のものは、直径20~30cmにもなるビッグサイズ。

海外でもヨーロッパ北部、ロシア、北アメリカなどで見られますが、ビロード状の大型球状体マリモが群生するのは、世界で阿寒湖だけと言われています。

近年は、水質汚染や水位の変動により個体数が減少していることから、阿寒湖のマリモは国の特別天然記念物、富士五湖のマリモは山梨県の天然記念物、および国内のすべてのマリモは絶滅危惧Ⅰ類に指定されています。