草なぎ剛主演の火曜22時枠での連続ドラマといえば、「いいひと」や「僕の生きる道」、「僕と彼女と彼女の生きる道」、「僕の歩く道」に代表される“僕シリーズ3部作”などがあげられる。キャラクターはどれも草なぎの人柄の良さがにじみ出てくる役ばかりだった。
しかし、草なぎが今回演じるのは、エリートからどん底まで転落した男、そしてそこから這い上がる強さをもった、今までで最も“熱量の高い男”である。
原作コミックである「銭の戦争」は、金に翻弄された男の人生を描いた物語で、2007年に韓国でドラマ化され、最高視聴率37%、平均視聴率31%を記録し、社会現象を巻き起こした名作。
主人公を取り巻く共演者には、昨年秋に放送された単発ドラマで草なぎと初共演を果たした大島優子が、AKB48を卒業後初の連続ドラマとして、高校時代の恩師の娘役で登場。元婚約者の令嬢役としては、草なぎと初共演となる木村文乃が登場し、愛憎に満ちた複雑な三角関係を描いていく。
そのほか、草なぎが働くことになる金貸し業の経営者で、父親の死の真相を握っている上司役に初共演となる渡部篤郎が登場します。
どん底から這い上がり、父親の復讐を果たそうとするも、いつしか金に呑み込まれていってしまう男の人生を、金の魔力、家族愛、複雑な恋愛模様などを交えながら、テンポよく、時にはユーモラスに、時にはシリアスに描いていく。