二度寝に関しては、一概に良い、悪いということは難しいのですが、10分以内くらいの短い二度寝であればかえって頭がすっきりして、コルチゾールと呼ばれるホルモンの効果により幸福感をもたらしたり、ストレス解消効果もあるといわれています。
一方、長く、深く眠ってしまうと時間がかかる割に深い眠りには入れず、だるさや寝不足感だけが残ってしまい、体調にも良くないと考えられています。
二度寝をしてしまう原因としては、まず睡眠時間がそもそも足りていないことが挙げられます。あるいは、体調不良やストレスで、眠ってはいても夢を見てうなされたりして休息が十分に取れていないということもありますね。
また、その日嫌なことが予定としてあって、起きるのが嫌だ、と思っていたり、起きるタイミングがうまく合わず、眠りのサイクルの中で深い睡眠の時に起きてしまっている、ということもあるでしょう。
人間の睡眠はレム睡眠とノンレム睡眠を90分間隔で繰り返しながら寝ているといわれます。
その仕組みを利用して、睡眠時間を90分の倍数にすると良い、と言われることがあります。
例えば、6時間、7時間半や9時間といった感じです。
ただ、人によってサイクルの長さは違うとも言われており、皆に有効なものではないようなので、試してみて調子が良くないようであれば、自分のサイクルに合わせて調節してみるのがいいかもしれません。
朝起きたらカーテンを開けて少しでも日光を浴びることは人間の身体や脳を覚醒させるためにとても効果があり、大切なことです。
水をコップ一杯飲む、コーヒーを淹れるといった「起きがけの儀式」を作ることも、すっきり起きるために役立つことがあります。