ハンバーグ食べました。 | 女浪士 あずみ

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「タルタルステーキ」と呼ばれる肉料理は、ドイツで誕生したものでもなければ、今日、ハンバーグの主流となっている牛肉を使用した料理でもありません。

タルタルステーキの誕生は、モンゴル帝国のテゥルク系民族のタタール人という遊牧民がヨーロッパ侵攻を企てていた13世紀頃まで遡ります。

当時モンゴルからヨーロッパへ遠征をする際には、大量の食糧が必要でした。それは、兵隊の列が長ければ長いほど必要になります。

そこで、タタール人たちは、食料を少しでも軽くするために、自らが乗っている馬の肉も次第に食糧として考えるようになりました。乗りつぶした馬の肉を料理に使うことで誕生したのが、「タルタルステーキ」です。

タルタルステーキとは、馬肉料理だったのです。
しかし、乗りつぶした馬の肉は、筋肉がつきすぎて、脂肪も落ち切っているため、硬く、食べることには全く向いていませんでした。

そこで、タタール人は、馬の鞍の下に肉を置き、自分の体重で加圧することで、繊維を壊し、柔らかくさせる工夫を施しました。その肉を細かく切り叩き、玉ネギ、コショウ等香辛料で味付けして食べた、これがタルタルステーキです。

つまり、このモンゴル人によって作られた遠征用の料理こそが、ハンバーグの起源なのです。

そんなハンバーグが、日本で普及し始めたのは、高度経済成長期の真っ只中であった1960年代。

当時、栄養価の高い畜肉は非常に高価であったが、合挽肉は畜肉よりも比較的安価、かつ、直肉と同じように、食卓に豪華な印象を与えるということで、同年代以降の主婦が好んで夕食に取り入れるようになったのがきっかけでした。

このような背景がもととなり、調理済みであとは焼くだけの状態のモノが販売されるようになり、全国に「ハンバーグ」という食べ物の名前が知れ渡りました。

70年代になると、ハンバーグの種類も多様化したのに加え、レトルト食品としても販売が始まりました。