ダニール・トリフォノフ ピアノリサイタル♪ | 山本バイオリン教室(ヤマトのブログ)

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今日は、ダニール・トリフォノフさんのピアノリサイタルを聞きに、大阪のいずみホールに行ってきました♪

 

いずみホールにコンサートを聞きに行くのは今日で4度目なのですが、今まで殆ど雨降りが多かった記憶があるのですが、今日はとても暖かいというか、暑いぐらいのいいお天気でした☀

 

 

ピアノ:ダニール・トリフォノフ

 

プログラム

ラモー:新クラヴサン組曲集から組曲イ短調

モーツァルト:ピアノソナタ第12番

メンデルスゾーン:厳格なる変奏曲

==========休憩========

ベートーヴェン:ピアノソナタ第29番

        「ハンマークラヴィーア」

 

 

いずみホールに来て4回目にしてやっと前から2列目の鍵盤も見えるいい席に巡り会えました^^

赤く記している場所から聴きました♪

 

 

ピアノは、最近スタニスラフ・ブーニンさんも愛用しているFAZIOLIというメーカーで、僕が聴いた印象ではこのピアノは余分な響きをなくし、シンプルで無垢のピアノの音が持ち味な気がします。特に中高音にその良さが出ている気がしました(^o^)

 

 

 

トリフォノフさんは僕が知らない人でしたが、ベートーヴェンのハンマークラヴィーアが聴きたくてこのリサイタルに行ったのですが、滅茶苦茶上手いピアニストでした(*_*)

 

特に小さな音が美しく、鍵盤を打鍵して鳴るか鳴らないかぐらいの絶妙なタッチでスラスラと滑らかに弾かれるのです!

普通ならそれくらいの弱音をピアノで弾くと鳴ったり鳴らなかったりしそうなものですが、すべての音符が完璧に鳴っているのです!

そのくらい物凄く小さな音で奏でられる上に大きな音も力むことなく出されるので、その強弱のダイナミックレンジが物凄く広く自由に表現されていました。

 

モーツァルトのソナタは僕が高校のときにレッスンを受けたこともありよく知っている曲ですが、滅茶苦茶余裕で気持ちよく演奏されていてやはり基礎が完璧にできている人が弾くモーツァルトは美しいなぁって思いました^^

 

メンデルスゾーンの曲は知らない曲でしたが、滅茶苦茶難しそうな曲を集中して熱演されました。

 

何と言っても最後に演奏されたベートーヴェン、素晴らしすぎ!!

はじめの「ズチャーン」のところからして、力むことなくとてもゆとりのある音でスイスイと音楽を進めていかれました。

両手がほんと、不思議なくらい柔軟でとても滑らかに鍵盤の上で踊っているかのような演奏でした。(下手な表現ですみません(^_^;)

 

はじめのラモーの途中で、客席から携帯音が鳴ったのがちょっと残念でしたが、基本みなさん演奏に集中していて今日もこのいずみホールでは気持ちよく演奏を聞くことができました。

 

今年に入って1月には樫本大進さん、2月にはファビオ・ビオンディさん、3月にはアントワン・タメスティさん、4月の今日はダニール・トリフォノフさんと毎月いずみホールに足を運んできましたが、どの演奏会も滅茶苦茶素晴らしかったです。

しばらく、いずみホールに聞きに行く予定はありませんが、4回とも大当たりだったのがとても嬉しいです(^o^)

 

最後のカーテンコールでは撮影が許可されました!

 

パチリ!

 

 

動画も撮りました