菜園の土手で、四葉のクローバーを取ってきました。


久しぶりで、押し葉を作ろうと思いました。




取った葉は、図鑑のような厚みのある本の間に挟み、葉が


乾燥すれば出来上がりです。





葉の形を整え、四葉であることが分かるように、葉の重なり


を考えて挟みます。




以前は四季報など、1年ごとに発行される本を利用して


いましたが、退職後に処分しました。



退職前の職場で、古い書籍を大量に焼却処分される寸前の本


をいただいたので、その本に挟むことにしました。


多くが農業関係の古い書籍で、バイオ栽培方法の指導書も


いただいています。


昔は貴重だった書籍が、ゴミとなるのは悲しくていただき


ましたが、私が逝けば同じゴミになるのよね。




中学、高校と図書委員だったこともあり、放課後は図書


整理や貸し出しの手伝いをしていました。


禁退出の持ち出し禁止の書籍も、短期なら借りることも


できました。


図書スペースは限られるので、ときどき汚れた書籍や、


古い書籍は処分されます。


市の図書館などは、処分書籍を希望者に無料配布されること


もあります。




この本は昭和15年初版本、なんと6円80銭の本です。


東京は都では無く市であることも、興味深いところです。






岐阜農大(現在)の教授が執筆され、都会と農村の出生率の


違いを分析されたり、農村の各戸が何代まで続き絶えたかを


調べられ、現在にも通じる深い内容です。


戦争中の昭和15年ごろから、都会の少子化が始まっていた


ことに、少し驚きました。



岐阜大学や国会図書館なら、まだあっても現存することの


少ない書籍のように思います。


鈴木榮太郎教授の子孫は、ご存命だろうかと、つい思って


しまいました。


出版された時潮社は、いまも専門書などを発行されている


ようです。


昔の農村がどんなだったか、雨の日に読んでみるかな。