もともとは着生蘭を栽培するため購入したトキワシノブやヒトツバの胞子が飛び散り…

 

庭石を覆いつくすほど増えてしまいました。

 

 

 

炭を芯にミズゴケを巻き、シノブを着けた後で着生蘭を巻き付け栽培すると、自生地に

 

近い栽培環境が作れます。

 

 

 

台所の水切りネットを使うと、巻きつけたミズゴケの落下が防げ、過去にはいっぱい

 

作ったこともありますが、多くは差し上げてしまいました。

 

数十年が経過するとミズゴケが劣化、水を含めなくなるとシノブも機嫌が悪くなって

 

消え続けています。

 

 

この松の木には、いろいろな吊り作品が見られます。

 

 

 

いくつか作品を差し上げたお礼にいただいた獅子葉のヒトツバは、ホタテの貝殻に

 

炭とケト土で植えたもので…これも作って20年以上になるでしょう。

 

 

 

ヘゴを芯にトキワシノブを植え、風蘭をつけた作品は…着けて30年くらいでしょう。

 

庭機の剪定で移動させ、強風で落下したのに気づかず、少し機嫌悪くなりました。

 

 

流木に付けたビロードシダは、タコ糸を使って着けたものです。

 

着けたセッコクは、記憶では高芽を1芽…流れた年月の長さを思います。

 

 

 

ついでに庭木に着けた、満開のセッコクの画像も…

 

 

 

38歳のとき、最初の腰椎手術を受け…退院後に同室だったおばあさん宅に行った

 

ときに立ち寄った神社の境内で、切り倒された大木に着いたマメヅタやシノブを少し

 

持ち帰ったのがマメヅタ栽培の始まりです。

 

訪れたのは11月…朽ちて倒れた木は切り刻み、積み上げてありました。

 

まだ重い鉄製のコルセットで固定、100日余りの寝たきりを経て、歩くことさえ不自由

 

だったので、消えてしまう運命のマメヅタやシノブが哀れに感じました。

 

その木の樹肌に、発芽したばかりの2枚葉の紅葉も見つけ、それも持ち帰って植え、

 

それは今、娘宅の庭に植えてあります。

 

おばあさん手作りのこんにゃくをいただき、軒下には大きなスズメバチの巣があった

 

ことなど覚えています。

 

 

 

 

あの日の出会いが、いくつかのホタテの貝殻作品になりました。

 

 

咲いているムサシアブミは、長崎の草友から届いたタネを直播きして育てたものです。

 

それぞれの草に、私だけが知っている思い出が秘められています。

 

足腰は壊れないでほしいと願いつつ、もっと壊れてほしくないのは記憶力かな?