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「ナナカマドの真っ赤な紅葉が…大好きです」

そんなことを富良野の草友に伝えると…タネから育てた苗を送ってくれました。

やっと鉛筆ぐらいの太さに育った苗は、鉢の中では成長が遅く、

これも9年前の娘宅の庭造りのとき…庭に加えることにしました。



アッと言う間に2メートルを越え、これ以上、伸びないようにと生長点を止め

数年前から花も咲くようになったのですが…

紅葉もしないし、楽しみにしていた真っ赤なタネも見ることができません。



やはり…北海道と違い過ぎる気候のせいかな?

でも若葉は、少しの風にも揺れて…私に「旅に出たい病」を誘います。





「おまけ」は…これもタネから育てたブナの木で、ナナカマドの近くに植えてあります。

初めは盆栽にする予定で10年あまり育てていたのですが、大きくなって

娘の庭に加えることにしました。 樹齢は25年を過ぎています。

ブナの黄葉は大好きで…盆栽にすると若葉が出るまで葉を落とさないのです。

それは枯葉が新芽を寒さから守ってあげる優しさで…別名「ユズリハ」と言われます。

「ユズリハ」という樹木もあるのですが…それも同じ現象から名付けられたものです。



ブナは発芽から…花を咲かせるようになるまで50年、その花がタネを熟させるまでに

さらに30年…不思議なことに若木では、タネは熟さないのです。

80年で…やっと1人前?

寿命は約300年と言われますが…それを越える原始林も各地にあります。

ブナ林の下を歩くと心が癒されるのは、樹木に癒し効果のあるクレオソートが含まれるから…。

5年あまり続けていたブナ原始林を訪ねての旅…今年は、途切れてしまいました。