円安が止まりません。それに伴い物価上昇も衰える気配がありません。
コロナから始まったサプライチェーンの分断による供給網の破壊、コロナ対応のための通貨の大量発行、第三次世界大戦の前哨戦となる?ウクライナ戦争による食料品・肥料・エネルギー等の価格の高騰、食品工場や食糧倉庫の不審な火災、家畜の大量死等物価上昇となる要因が目白押しです。
通常の通貨の過剰発行と需要加熱のインフレならば金利を上げ通貨を回収すれば需要が減って景気が悪くなり、物価が下がりそれに伴い金利が低下し、その後また景気が良くなるというのが一般的です。
今回は通貨発行の増大と供給サイドが原因のインフレの側面が強いので、利上げと通貨の回収だけで物価が下がるのかわかりません。
ただ予想がつくのはアメリカの利上げにより、11月以降来年にかけてリーマンショック以上の世界大不況があり、それによって物価が下がる可能性があるということです。
もしかすると不景気と物価高のスタグフレーションになり、物の値段が下がらない可能性も考えられます。
珈琲稲荷様から2020年に、コロナでコーヒー豆の価格は一時的に下がるが、そのあと高騰するので、対応するようにというメッセージがありました。
当店では、無理に高くなったコーヒー豆の購入は一部の商品に絞り、比較的手ごろに販売できそうな商品の仕入れに力を入れてきました。
来年2023年のコーヒー豆の大方の手当ては終わりました。
全ての商品は無理ですが、390円で販売する気まぐれブレンド用のコーヒー豆や、490円で販売するための定番のコーヒー豆はある程度確保しました。
ロットが変わると値上がりしてしまう商品もありますが、2023年もできるだけリーズナブルな価格で販売できるように頑張りたいと思います。
★コーヒー情報(豆問屋さん情報 2022.10.5)★
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コーヒー相場は、ブラジルの降雨量が減少傾向にある為、来年の生産量に関して懸念され始めており、相場を下支えしています。又、ブラジルとアメリカの為替相場の動向により、コーヒー相場が動いている状況です。
この1ヵ月間で、国際コーヒー相場と為替の影響から、日本円での取引価格は、約¥30/kg上昇しています。今年、ブラジルの収穫量が予想よりも少ないのではと見られています。
実際に過去10年で最低数量だと言っている農家もでており、昨年の降霜、旱魃の影響が予想よりも大きかった可能性が出てきています。
今後の降雨量によって、来年の収穫量も影響を受ける事から、ブラジルの天候情報によって、コーヒー相場は、機敏に反応しているようです。需給のバランスを考えると、来年も、供給不足が解消されそうにありません。
高品質豆の需要は、欧米・日本ともに高く、品不足が顕著になってきています。その結果として、汎用品(一般品)の品質は低下しており、多くの生産国で起こってきています。
肥料・農薬の価格が高騰していることも、品質・生産量に影響してきており、今後、汎用品の品質低下を考慮した上で、判断していく必要が出てきます。
ベトナム国内のコーヒー在庫が、9月末までに前年比で半減する見通しと報道がなされています。
世界的なコーヒー価格の高騰を受けてロブスタの輸出量・需要が増加する中、国内のコーヒー在庫が大幅に減少。加えて来季の収穫量は減少予測となっており、コーヒー価格の高騰に拍車をかける可能性が示唆されています。
インドネシア・マンデリンに関する情報として、今年は雨が多い為、結実率が悪くなっており、秋の収穫期の生産量予想は、例年比20~30%減少するであろうと現地で言われています。
更にアメリカからの注文は、堅調に来ておりマンデリンの高値は来年の春までは、続きそうな気配です。
尚、中国向けのマンデリンの出荷量も、まだベースとして少ないものの、この3~4年で約3倍に伸びていると言われており、これもマンデリン不足を引き起こす原因の一つとなってきています。
中国コーヒー市場は、過去5年間で145%伸びており、全世界伸び率104%を大きく上回り、世界市場を牽引する国になってきています。
エチオピアでは、内戦状態が続いており、港までの輸送中に盗難が多発しているもようで、治安が悪化しています。よって、コーヒーなどの輸出も、予定通りに行かないことが、多々ありますので、その点、リスク要因として、認識する必要があります。
コロンビアの8月輸出量は、前年比21%減少、1~8月の生産量は前年比7%減少となっています。
ベトナムの8月輸出量は、前年比4%減少、1~8月の輸出量は、前年比15%増加となっています。
ベトナム政府の予想では、2023年の生産量は前年比2%減少すると予想されています。
ブラジルの7月輸出量は、前年比16%減少、8月輸出量は、前年比2%減少。
ホンジュラスの7月輸出量は、前年比38%減少。
ブラジルの収穫が終わり、昨年の霜害と干ばつの影響は、予想よりも大きいと思われ初めています。地域・農園によって、作柄も大きく違うことから、実態を把握するには、時間がかかりそうです。
ブラジルでは表作と裏作が、交互に繰り返されています。今年は、表作の年ですが、この10年間の表作の年と比べると最低の生産量になりそうです。昨年よりは、生産量は多くなっていますが、安心できない状況と言えます。
ブラジル農家も、相場高騰による恩恵として収入が増えており、収穫豆を慌てて売らなくなっており、相場や為替状況を見ながら、出荷しています。
相場が下がれば、売りが減り、相場が高くなると売りが増えるといった状況が続いている事が、結果として輸出量が伸び悩む原因となっています。
只、ヨーロッパでは、高値での輸入に慎重になってきており、今後、ヨーロッパ市場では、消費量と在庫量のバランスを見ながらの輸入になりそうです。
日本の輸入商社も出来るだけ、在庫量を減らす傾向に動いていることから、在庫リスクは、年末に向けて高まっていくように見受けられますので、ご注意ください。
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