聖林寺さんの裏山ミニへんろ道 | ドット模様のくつ底

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2017年8月1日(火)

朝日新聞の朝刊に

 

大和北部八十八ヶ所第76番札所

聖林寺さんの裏山には、

四国八十八ヶ所を模した、「写し霊場」と呼ばれる

「ミニへんろ道」があります。

 

今まで年一度、檀信徒さんの手で整備をされてきましたが、

一部石仏が失われていたり、

傾斜の急な坂道など足場の悪いところがあり、

まだまだ整備が必要な状態でした。

 

今回の記事では、1年後の復興を目指して

本格始動されたことが取り上げられています。

 

朝日新聞デジタル

 

 

私も大和北部八十八ヶ所のご縁で

現地取材に同行させていただきました。

 

大和北部八十八ヶ所では、

聖林寺さん以外にも

 

〇霊山寺(霊園内) 奈良市

第31番、第32番(二つ札所あり)

 

〇矢田寺 大和郡山市

第55番、第56番(二つ札所あり・一つは跡地)

 

〇東光寺  桜井市

第71番(※第42番にも同名寺院あり)

 

〇長岳寺 天理市

第80番(※現在整備中)

 

など、裏山に開かれたミニ遍路道があります。

これらの霊場のうち、ほとんどが

大正時代に開かれているのです。

 

これはかつて、

大和北部八十八ヶ所が大々的に復興された時代と重なります。

未だ確たる資料にはたどり着けていないのが残念なところですが、

偶然とは思えません。

当時を語れる方はご存命でないとしても、

語り継がれて、当時を知る人はまだいらっしゃるかもしれないと思い、

引き続き、諸々調べてみたいと思っています。