「出生」 仏教用語からきたことば② | ドット模様のくつ底

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福祉的な目線から心の問題を考えています。


「出生」

胎児が母体から独立して人間になること。

「出生」という言葉は、

「出生」という名詞、「出生する」という動詞のほかにも、
出生率、出生地、出生届など、

日常でよく使用される言葉ですが、

こちらも仏教用語なのだそうです。



参考記事①」)


『増一阿含経』巻三十に、

人が出生するということは、
父母の和合などさまざまな因縁によって成立することが述べられていて、

「もしくは、母が飲食するとき、
種々のこれこれの飲食物や精気(エネルギー)によって、
活命することが胎を受けることの根源である。

形体が完成し、感官がそろい、母によって出生を得る」

と説かれているそうです。

そして、

「出生という言葉には、私たちがこの世に生まれてきた
背景には種々さまざまな縁(条件)によっているのだ、
という意味が込められているはずである」

と吉元信行氏は、おっしゃっています。



出生率が16年ぶり1.4超 12年出生数は最少更新


厚生労働省は5日、2012年の合計特殊出生率
(1人の女性が生涯に産むとされる子供の数)が

前年を0.02ポイント上回る1.41だったと発表した。

上昇は2年ぶりで、1.4台の回復は1996年以来16年ぶり。
30代以降の出生率が伸びたためで、底打ちが鮮明となっている。

一方、出生数は過去最少となり人口減は続く。
実効性のある子育て支援策が求められる。

(日本経済新聞より引用)

出生率が少し上がったようですね。

今年4月から
新型出生前診断が行われるようになりました。

参考記事②

診断については、個々の判断ですので第三者の素人が
どうこう言えることではありませんけれども、

人の出生は素直に喜ばしいことだと思います。

親の都合で・・・望まれない妊娠で・・・
なんていうのも聞きますが、

この世に生まれてくる子どもたちの
すべての命が、望まれて生まれてくる
尊いかけがえのない命であることは、
かわらないと思います。


それでは、今日も皆様が健康で幸せに過ごせますように。