自分の中で統計調査をどの程度参考にしているか。 | ドット模様のくつ底

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奈良が好きなライターの瞬間ブッダな日々の記録。
福祉的な目線から心の問題を考えています。

自分の人生の中には、
数字では考えられないことがたくさんありますよね。

自分が幸せだと感じるかどうかは価値観の問題であるのに、

何故か統計で割り出された調査結果が気になったり、
実際、それを参考にして自分の価値判断にしている部分もあります。

自分の人生で大切なことは幸せであるかどうかと考えば、
そのデータがそこには直結しないことだってわかっているはずなのにね。

とはいえ、
議論の場ではデータで示して結論づけろという人がいて、
感覚でこうではないかという人は相手にされなかったりします。

そして、それがおかしいとは言えないのが現代社会ですね。

(私の話じゃないのですが。。。)

私がこの調査はどうなのだろう?と思ったのは、
韓国の新聞社が取り上げていた
某韓国の大学チームによる職業別平均寿命の調査です。

ある本を読んでいたところ、
その中に職業別平均寿命のことが取り上げられていて、
調べてみたところヒットしたのがこの調査でした。

中央日報

これは1963年から2010年にかけてメディアで
報道された3215人の訃報記事や統計庁の死亡統計資料に基づき、
国内11職業群別の平均寿命を比較分析したもの

なのだそうです。

国内11の職業群別というのが曖昧なものであり、
職業が人生でずっと固定されているわけでもないと考えると、

その集計方法には疑問が残りますね。

過去の48年間の職業別平均寿命は

宗教人がもっとも高く、80歳、
次いで政治家で75歳、

教授、企業家、法曹人、
高位公職者、芸能人と芸術家、
スポーツ選手・作家・メディア関係者の順となっているそうです。


日本でも職業別平均寿命を調べたりしているのかどうかを
探してみたのですが、それらしきものは見つかりません。
何故か。
そんな統計を取ること自体難しいし、
だいたい話題にはなるかもしれませんが
参考にはできないからではないでしょうか。

何十年前に調査したものは日本でもありましたが、
それは現代にはあてはまらないように思います。


これから社会へ巣立つ人が
仮にこういったデータを目にしたところで、


平均寿命の高い職業に就きたいと思ったり、
平均寿命の低い職業に就きたくないと思ったりはしないだろういうことと、

たとえば、イメージとして
パイロットや漫画家は寿命が長くないのではという人がいますが、

結局は自己の健康管理と運が寿命に左右されるのだということを、
このような調査を知ることで、あらためて認識したのでした。

そういう意味では統計調査というのは参考になるし、
実際、気になってチェックをしてしまっているのも事実だと思った次第です。

ということで、


ブログをご覧になられた皆様、
ご自身やご家族の健康管理に気をつけて下さいね。

私も気をつけます。

皆様の一日が幸せでありますように。