昨日は吉野山へ行っていました。
金峯山寺の蔵王堂にて東日本震災の翌日から
毎日続けられている14時46分のお祈りに同席させて頂きました。
金峯山寺蔵王堂は、役行者開創以来、
1300年にわたってつづく祈りの行場です。
蔵王堂に祀られている蔵王権現は、
国家の災難を封じ、
人々の生活を守る霊顕第一の御本尊で、
その左足は、
大地の震動を押さえ、
地下の悪魔を打ち破る力を表しておられます。
その権現様に私たちは震災翌日から、
梵鐘を打ち鳴らし、
被災者の平安と亡くなった方への鎮魂を捧げるとともに、
日本全体が不安におののく心の恐れを取り除くため、
毎日毎日地震の起きた時刻・14時46分の祈り続けています。
今このときに蔵王権現様に祈らなくて、
いつ祈るのかという思いからであります。
(金峯山寺執行長 田中利典師の言葉より)
私も被災地の一早い復興と
不安な方の心の平穏を祈りました。
吉野は修験の聖地です。
世界遺産 大峯奥駈道は、
2004年に紀伊山地の霊場と参詣道として
世界遺産登録になりました。
山の修行は戸閉式がおわりました。
吉野山は冬を迎える準備が始まっています。
これから紅葉が色づいていくことでしょう。
自然と人間とのルールがあるんですね。