東大寺の賓頭盧尊者(びんずるそんじゃ) | ドット模様のくつ底

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福祉的な目線から心の問題を考えています。

大仏殿前におられる
有名なおびんづるさん。

野ざらし具合がお痛わしいですね。
その上に旅行者からは
さわられまくりです。

「撫で仏」と言われていますからねー。



こわいですねー。


指図堂におられる
おびんづるさん。

ドット模様のくつ底-DVC00297.jpg

これまた、こわいですねー。

食堂(じきどう)の北側にも
厨子に入ったおびんずるさんが
おられるそうですが、

中国でもおびんづるさんは
食堂に安置されることが多いとか。


ちなみに賓頭盧尊者は、


十六羅漢の一人で、博識であり慈悲深く十善を尊重し、

阿羅漢果を得て神通力を得たのですが、

その神通力ゆえに悪さもひどく、

お釈迦様にお堂に入れてもらえなかったということから、

お堂の外におられるんですよね。

学校で悪さをして
先生に怒られ
廊下に立たされた生徒のような
イメージでしょうか。


「撫で仏」として、

体の悪い部分と同じところを触るといいと言われており、


皆さんに撫で撫でされまくっています、が。。。



某寺で見かけた
おびんずるさんは、

お堂の中におられました。


はて?

ご住職いわく、

触られ過ぎて外に安置しておくと
壊れてしまい大変だからと。

いいんでしょうか?

お優しいご住職さん、

で、いいんですよね!