お山修行の心得 | ドット模様のくつ底

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奈良が好きなライターの瞬間ブッダな日々の記録。
福祉的な目線から心の問題を考えています。


奈良のお寺の僧侶さんは

言葉遣いが丁寧です。


「お寺さん」「神社さん」「お薬師さん」

など親しみを込めてそう呼んでおられます。


薬師寺さんでは登山を

「お山登り」と言います。


難所のことを「行場」と言っていました。


ここで、お山修行の心得を

ご紹介したいと思います。


一、みほとけに帰依し奉る みほとけのみのりにおあいする


ことをよろこび奉る お導きいただく人はすべて師


大菩薩とあがめ奉る


一、一木一草 山も水も 鳥のさゑずりもすべて ことごとく


みほとけの示したまう まんだら と信じ 合掌礼拝し奉る


一、御杖を大菩薩とたのみ おろかな罪深きおのれの身をさいなみ


お山につとめる姿こそ ぼさつ みほとけへのあゆみなり



修行前に水行で身を清めて、お山修行へと向かいます。

お山には神様がいると考えられているので、


喪中の人は水行はできますが、

お山修行はできないのだそうです。