修二会の勉強計画を立てています。
修二会の行法中、二月堂内陣は、
女人禁制です。
行は内陣で行われます。
男性のみ、申し込み制で外陣(げじん)まで上堂ができるのです。
ですが、私の尊敬している文化情報誌の女性編集長のように、
「衣装替えのシルエットが見られる東の局(つぼね・東西南北に局があり、
こちらの畳スペースでは、どなたでも聴聞が可能です)がおすすめ」
と言えてしまう、
そんな楽しみ方をしている方もおられますからね。
声明に関しても、
「今年の坊さんのコーラスはすごいのよぉ♪」
と言いながら、
期間中、ほぼ毎日のように通い、
「音」の世界も
楽しんでいらっしゃいます。
私はですね。
これから毎年、
勉強してもしつくしきれないこの世界を
欲張らずに自分にできる範囲で少しずつ学んでいき、
年を重ねた私が、
ちゃんと自分とかかわっている人に、
自分の言葉で伝えていけるように
なることを目標にして頑張ろうと思っているんです。
東大寺の先生いわく、
「でも何故か、
女性の方が行の世界を
よく理解しておられたりするんです」とのことでした。
(↑必ずそうだという意味ではありません!)
それは東京文化財研究所 名誉研究員である
佐藤道子先生のことなんです。
私は聴聞をただ楽しんでいる一個人に過ぎませんが、
地道に「音」から入ろうと思っています。
佐藤道子先生が解説をされた修二会の本をもとに勉強です!
先生は今の東大寺内で、
「声明の名手」と言われるほどすごい方で聴聞すると感動します。
今年は練行衆に入っておられません。
三年前、大病をされました。
一年前に練行衆に復帰されましたが、
隔年になるのか?
身体を労られての計らいかと思われます。
もう一方、大病をされた方がおられ、その方と交代なのではとのことでした。
今年はそういうわけで、
行の期間、
先生の修二会の話や、
自分なりに勉強したことを
記事にしていきたいと思います!