現代語訳がいい!『小さな恋の万葉集』万葉恋歌 | ドット模様のくつ底

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福祉的な目線から心の問題を考えています。

再掲載させて頂きます。




『小さな恋の万葉集』(上野誠著 写真/佐藤秀明 小学館)より



こちらの現代語訳は、

さすが!

大学の先生っていうくらい、若者目線です。


【万葉集】
巻十の二三四0

作者不詳


(書き下し文)


一目見し

人に恋(こ)ふらく

天霧(あまぎ)らし

降り来る雪の

消(け)ぬべく思ほゆ



(現代語訳)

ひと目見た人を
恋しく思うとこうなるの?

あの雪のように
わたしはもう
消えてしまいそう・・・・・・・



いかがでしょう?
このピュアさ。
作者不詳が多い万葉集ですが、恋歌の場合、

あえて隠している人もいたんじゃないかなと思います。


この恋の行方やいかに!?