9月28日(土)に文化祭バザーが開かれ、友松会も喫茶、物品販売、ビンゴゲーム、押花教室など例年通り参加いたしました。
いつも高3生がお手伝い下さるのですが、「お疲れ様」「ありがとう」と礼を述べると「楽しかった~」と口々に言ってくれ、私このバザーに30年ほど参加していますが、楽しかったとニコニコと返してくれるのは初めてでしたので、こちらの方が嬉しい思いをしました。
また、ビンゴゲームの会場では、4名の山手生がやって来て、そのうち2名は隣の場所に設けている物品販売のお手伝い、2名はビンゴゲームだけに来、丁度真ん中を開けたところでお手伝いの時間になり、2名の生徒は友達にカードを託し、お手伝いに入ってくれました。次々と数字を開けていくと、2番目にビンゴになったのがそのうちの生徒で、千円の図書カードをゲットしましたが、それは託された友達のカードで、友達は大喜びです。
また、もう一人の生徒が託されたカードも4番目にビンゴになり、これも自分のものではなく友達のもので、好きなグッズを早々とゲットし、この子も大喜びでしたが、友達のカードを開けてあげた2名はほとんど最後までビンゴにならず、「友達のが先だったの?」と聞くと「そうなんです~」と笑っていました。
ギスギスとした世知辛い世の中と思っていましたが、誤魔化さずちゃんと本来のカード主に景品を渡してくれた事に「さすが山手生」と嬉しくなりました。これこそが昔から受け継がれてきた素直で奥ゆかしい(今は死語でしょうか?)女子の山手が戻ってきたようです。これは校長先生をはじめ、先生方が優しい言葉で接して下さり、心の中も優しい生徒が作られたのだと感謝しています。
会長 良河文代